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コロナ騒動で見直そう! 節約とガマンの違い

2020/3/20 

中国の武漢市を皮切りに始まった新型コロナウイルス騒動。既に北海道では、バスの運転手を中心に大規模なリストラが始まっています。
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さらに追い打ちをかけるようにビールやワイン、コーヒーなどの嗜好品に留まらず、小麦粉た冷凍食品などの日常的に食べるものまで値上げされています。くわえて、人件費などの高騰で運送会社の配送料、引っ越し料金など私たちの生活に関わる様々な業種で値上げの波が押し寄せてきています。
 安倍首相が推し進める経済政策「アベノミクス」では「デフレの脱却」を旗印にした政策を行った結果、人件費や物流コストが上昇し、それが価格に上乗せされている状態です。それに加えて、消費税が8%から10%へ。
 そして2020年になると中国の武漢に端を発した新型コロナウイルス騒動で経済状態が非常に悪くなっており、今後、家計の収入に影響を及ぼすことは必至といえるでしょう。まさに収入の減少と物価上昇のダブルパンチです。

 そんな今こそ、改めて「制約に対する心構え」を見直してみませんか?

節約を難しくする考え

 節約と聞くとガマンをしなければならないという考えがあるようです。実はこうした発想自体が節約そのものを難しくするのです。本来は節約は一過性のものではなく、長くコツコツと続けていくからこそ、効果は大きくなるものです。
 ですから節約はストレスなく、ほんのちょっととしたことを誰でも出来ないぐらい長い期間、続けることが重要です。では具体的にはどの様にすれば良いのでしょうか?

買うことを控えるのではなく・・・

 日本には多くの自動販売機があります。自動販売機で水を購入しようとします。1本、120円ぐらいはしてしまいます。これをスーパーのばら売りで買うことで安く購入することなども出来るでしょう。
 また購入方法にも気をつけましょう。2019年10月に消費税が10%に上昇した際に、消費が冷え込まないようにキャッスレス決済によるポイント還元を導入しました。以下の様なマークを見かけたことがあるでしょうか?
 例えば、キャッスレス(交通系カードが代表例です)で決済すれば、100円の商品が本来、110円になるところ、コンビニでは108円、5%場合には、105円になります。たった数円ですが、日用品ですから積み重なると効果は大きいでしょう。

キャッスレス決済については同じ商品を購入しても決済方法や購入場所によってはポイント還元や還元される%が異なるので、同じ商品であっても同じ金額にはならないということです。そうしますとデータ収集が好きな方でしたらあそこは安いとか、あそこはポイント還元がない、あるいは5%も還元してくれるなど、節約からちょっとした情報収集が出来そうです。

 

余計なものは買わないのが節約

 節約をする上で最も効果的な方法が「買わない」ということです。しかし、生きていくうえで何かを買わないといけません。そこで気を付けたいポイントをお伝えします。

200円儲けたと200円節約できたは同義ではない

 節約に関して大事なポイント第1は、使う金額を出来るだけ小さくするということです。1個1000円の商品を購入するよりも800円の商品を購入すれば、200円節約できたことになります。そこで200円儲けたという発想にはならいようにするべきです。
 確かに他で1000円の商品を800円で購入できたのですから200円、節約できたことはなります。しかし、200円の臨時収入がったわけではありません。それを儲けたと思い、200円の商品を更に買ったのでは結局、1000円を使ったことと同じです。
 追加で購入した200円が必要なものならまだマシですが、そうでないなら節約ではなく「無駄遣い」ということにもなりかねません。

セールでの購入も・・・

 ポイント第2。次に気をつけたいのは、セールやまとめ買いです。コロナウイルスや東日本大震災の際には大量購入をコンビニなどから多くの商品が消えたことからまとめ買い現象が起きたことが分かります。こうした現象は安売りセールなどでも同様です。
 例えば、普段、1000円の商品が500円で購入できたとします。それを2つ買っても1000円です。トクした気分になりますが、これが例えば、トイレットペーパーだとして、いつもより多く買ったからといってトイレでの消費量も増えてしまったのでは、結局、無駄遣いということにもなりかねません。

 大事なことは本当に必要なものを必要な分だけ安く購入するということです。

毎日の習慣に・・・

 ポイント第3。節約をしようと心に誓っても結局、3日坊主になることが多いでしょう。ですから小さなことでも良いので毎日の習慣にすることです。まさに継続は力なりです。小さな貯金を毎日続ける感覚で続けるのが良いでしょう。

(文責:定年生活編集部)