「新型コロナウイルス」の予防対策で家庭でできることとは? 消毒対策のプロが伝授します
2020/4/22孤独死などの現場で、日々除染や消臭などを行う「特殊清掃会社」があります。孤立死、孤独死により遺体の発見が遅れ、遺体の腐敗や腐乱によりダメージを受けた室内の原状回復や原状復旧業務を行う会社です。主に独居死、孤立死、孤独死などの変死体があった屋内外の汚染除去、血液除去、腐乱・腐敗した体液(腐敗液)、肉片の除去、死臭や腐乱臭の消臭、感染症予防のための消毒、ハエやウジなどの衛生害虫の害虫駆除、残置物処理、室内解体工事、原状回復工事などの原状回復や原状復旧をトータルにサポートするサービスです。
都内のオフィススペースではもこうした特殊清掃会社による感染予防対策を目的とした清掃が行われています。そのノウハウが新型コロナウイルスの消毒に活用されているのをご存知でしょうか?
不動産投資物件を紹介するポータルサイト「楽待」が運営する動画チャンネル「楽待チャンネル」でこうした特殊清掃業者によるコロナウイルス予防の清掃の様子を紹介しています、私たちの家庭でも参考になることはあるのでしょうか?動画を見ることが出来ない方や見るのは精神的にキツイ方向けに要約した内容をお伝えしましょう。
次亜塩素酸ナトリウムを希釈したものを使う
まずは予防の第一として、厚生労働省も推奨する次亜塩素酸ナトリウムを希釈したものを使用すると良いでしょう。そういわれてもピンとこないでしょうが、「キッチンハイターを水で薄めたもの」です。市販の濃度は5から6%ですので、これを100倍の水で薄めるのが目安になります。
これをごしごしと拭くのではなく、一方方向に拭きます。
布でなく使い捨ての紙で拭こう
拭く際には、布ではなく使い捨ての紙(キッチンペーパーなど)を使用するのが良いでしょう。気を付けるのはさびやすい部分は最後に水拭きをすることをオススメします。
アルコール消毒液の噴霧は危険であり、かつ不十分
アルコール系の消毒液は揮発性があるので、なにかの弾みで爆発する可能性があります。さらには対策としても不十分です。人手を触れるところや触るところを重点的に拭き作業で消毒するほうがより効果的です。というのは噴霧だけだと取っ手などの奥まった部分の消毒が出来たかどうかも分からないからです。
感染者が出た場合には・・・
所管の保健所に確認し、どこまでの作業をすべきか確認しましょう。
感染者のいた周りだけ消毒すればよいのか?
室内全部なのか?
何日間は立ち入らないべきか?
などです。こうした業者の本来の仕事は孤独死の現場で起きた除染や消臭などを行うことです。今後、孤独死された方が実は死因がコロナウイリスというケースも多くなることが予想されます。今後はこうした業者への負担も大きくなることが予想されます。
上記ノウハウは家庭でも実践できる内容でので、是非、参考にしてみてください。
(文責:定年生活編集部)
定年生活ではLINEのお友達を募集しています☆以下のQRコードからお友達登録をしていただきますと、LINEだけでのお役立ち情報をお届けします。
定年生活.com トップ» 暮らす » 「新型コロナウイルス」の予防対策で家庭でできることとは? 消毒対策のプロが伝授します