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コロナ禍で住まいを失う方が続出!高齢ホームレスの家探しを絶対に門前払いしない不動産会社の今

2020/6/1 

コロナウイルスのため、いわゆる低額宿泊所が営業自粛となりました。そうしたこともあってか、今、住まいを失う方が急増しています。「絶対に断らない」を信条に、生活保護受給者や貧困高齢者のための住まい探しに取り組んでいる不動産会社もあります。

 今回は一人でもホームレスになる人を減らす取り組みをしている神奈川県座間市の不動産会社「プライム」さんの様子をお伝えします。本稿は、不動産投資のポータルサイト「楽待」のyoutubeチャンネルにて公開された情報を基に記事を作成しています。


(詳細は上記youtubeよりご覧いただけます)

72歳の男性の家探し

 これまで約10年間、健康ランド(食堂などが併設された公衆浴場)で生活していたが、コロナの影響でその店が営業を休止、居場所を失い車上暮らしとなり、それを機に部屋探しを始めたという男性。年齢は72歳。高齢であるとなかなか大家側が賃貸を許可ウすることが難しいケースが多い。また身寄りもないのでなかなか貸してくれるところが少ないということで、この不動産会社に相談されたようです。

 こうした商業施設の休止によってホームレスになりそうな方もこの不動産会社によって新しい住まいを確保することが出来ました。

 ネットカフェなどで生活をしている方々で同じ思いをされた方は少なくないと思います。

茅ケ崎の風俗嬢も・・・

 今回の新型コロナウイルスで最も影響を受けた業種の1つが風俗業。コロナウイルスの旧行政の対象になるのみならず、濃厚接触によるクラスターの発生などもあり、解除される優先順位も後回しになりがちな業種。
 そこで接客をする方は必ずしも正社員ではないため、休業により仕事がなくなるとほぼ無宿状態となります。そうなると貸してくれる物件がなくなるとのこと。今後は生活保護を申請する方向の様です。生活保護者には喜んで住まいを提供する方は少なくありません。

ファミリー層でも例外ではない・・・

 これまで寮生活を送っていた人でも仕事がなくなったことにより、急遽、寮の退去を求められることもあるようです。さらにはファミリー層でも従前からある母子家庭に留まらず、ご主人が仕事を失った結果、家族の生活がままならなくなったなどのケースも相次いでいます。

ホームレスの方からの相談・・・

 東京で路上生活をしていた50代の男性。東京から会社のある座間市まで2日間ほど歩いてきたという。日払いの仕事がコロナウイルスのせいでなくなり相談にきました。ところが、この男性、生活保護の申請もしておらず、所持金なし、身分証明書もなく(だからホームレスなのですが・・・)、紹介でき物件がないのです。

 こういうケースでは無料の無料低額宿泊所はイヤだという・・・。そうなると紹介先がない・・・。

 そこで生活困窮者を積極的に受け入れる大家さんにダウレクトコール。運良く、受け入れ先が見つかりました。今後は、住民票を取得し、生活保護を申請する運びとなりそうです。

 こうした流れで気を付けたいのは、住民票もない生活困窮者やホームレスは生活保護の申請すらできず、結果として生活の立て直しが全くできないという負のループに陥ることです。丼ない苦しい状況でも依頼者からの要請は絶対に断らないという不動産会社の取り組みは今日も明日も続きます。

(文責:定年生活編集部)

 



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