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コロナ時代を生き抜く「お金を増やすため」の基礎知識

2020/7/31 

コロナウイルスの蔓延に伴って、一時的に日経平均は急落しましたが、急速に値を戻す動きをしています。また今回のコロナウイルス騒動で新しい収入源の確保を目指すために、「お権をを増やす」ことに関心を持たれる方が増えています。

 現に、idecoやNISAなど、資産運用や投資を始めたい制度が次々にスタートしています。また最近では、ロボットがあなたに代わって資産運用をする「ウェルスナビ」といったサービスも好評の様です(本稿は必ずしもこうした商品の購入を勧める趣旨ではありません)。

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 これをご覧の皆様も「ここは低金利時代ですから『投資』を始めるチャンスですよ」とか「老後のための資産運用を始めませんか?」といった案内や銀行や保険の営業マン、或いは郵便局の窓口などで受けたご記憶はないでしょうか?
 こうした話は魑魅魍魎としており、「鼻っからお断り!」という方もいらっしゃるかもしれません。
 が、日本人は元来、貯金が好きな国民性といわれる一方、投資や金融商品に対しては消極的であると言われています。たしかに学校で習ったわけでもないので根本的に知識が不足しているといえるでしょう。

 今回は、コロナウイルスと共生を求められる時代の「お金」の基礎知識について見てみたいと思います。

以下の言葉の違い、分かりますか?

 みなさまが良く耳にする「貯蓄」、「資産運用」、「投資」、「投機」・・・。
 この4つの言葉の意味の違い、正確にわかるでしょうか?これらはすべて「お金」を増やすというテーマで使われる言葉なので、どれも同じようなイメージを持たれるかもしれません。が、実は全て異なるものです。

 まず「貯蓄」からみてましょう。これはイメージしやすそうです。
 
 「お金を貯めて貯えること」・・・。これが貯蓄の意味ですね。

 銀行にお金を預けるかタンス預金をするかは別にして、貯蓄とはお金を貯めて貯えることを意味します。逆を言うと、お金を保管するイメージに近いので、お金を増やすという目的とは少し異なるといえるでしょう。
 銀行に預ければわずかですが利息が付きますが、お金が増えるという感覚からは少し遠いといえるでしょう。

 次に資産運用です。これは今、ある資産を具体的な目標を決めたうえで増やすことです。お金に働いてもらって資産を増やす取り組みともいえるでしょう。
 代表例とも言うべきが、不動産投資でしょう。不動産はまとまった資金がないと始めることが出来ません。そのため、多額な借入金をしてでも始める方が多いのも不動産投資の特徴です。

 また始める方は何年後までに何室かをもつなど、具体的な目標を決めてスタートされる方が多いのも特徴です。長期的に運用する不動産投資はまさに資産運用の代表例ともいえます。

 次に「投資」です。これは資産を作ることを目的にリスクのある金融商品を購入することです。資産運用との違いといえば、今ある資産を増やすのではなく、これから資産を築くことを指す言葉といえるでしょう。
 将来、有望な投資先に長期的に資金を投じることを意味します。idecoや積立投資は長期にわたって資産を増やす行員ともいえますので、投資に属する取引でしょう。

 最後に紛らわしいのが「投機」です。資産を作ることを目的にリスクのある金融商品を購入するという意味では投機も投資と同じようにも思われるかもしれません。
 しかし、投資と投機はじつは対極にあるものと言われています。投資は長期的な資金の運用と定義すれば、投機は相場の変動を利用して利器を得ようとする短期的な取引です。少し前に流行ったビットコイン投資(仮想通貨)などはその代表例ですし、上述の不動産投資でも鼻っから値上がりを期待して売り抜けるような行為はどちらかというとこの投機の分類に属するもと言えます。

 分かりやすくいえば、ハイリスク・ハイリターンな取引といえるでしょう。
 多くの日本人が「お金を増やす」ことに対して、ネガティブな印象を持つのはこの投機に対するイメージが強いからともいえます。

言葉の意味を正確に理解することが大切です

 この様に見ていくと同じ取引であっても実は異なる分類に属することがありうることが分かってきました。
 よく投資の世界は自己責任と言われます。

 それは行動するみなさまが今、何をやっているのかを正確に理解していますか?という問いかけに対する裏返しとも言えます。
 そのためにもまずは言葉を正確に理解し、その取引はどれに当たるかを把握するということがお金を増やすための第一歩であるといえるでしょう。

(文責:定年生活編集部)