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定年までに話し合いたい stay homeの新しい問題 50代以上の妻が夫が家事を手伝ってくれ箏に対して不満を持つ理由 

2020/8/18 

突然ですが、みなさまのご家庭は家事分担をされていらっしゃいますでしょうか?コロナウイルスの蔓延に伴って在宅勤務をされる方が増え、結果として奥様から「3度の食事の準備と片付けにうんざり」とか「夫がずっと家にいるのはちょっと・・・」といった声が聞かれています。

 では、在宅勤務の夫が家事を手伝うと妻の機嫌が良くなるか?といえばそう簡単な話ではないようです。

妻は家事を手伝ってくれないと愚痴をこぼすから手伝ったのに・・・

 夫が、「よかれと思って家事を手伝ったのに『やり方が違う』とか、妻の機嫌が悪くなっている気がする」といった逆効果になるケースが頻発しているのです。良くなるケースは夫が食事を作ったらいつもよりシンクが汚れて、片付けが面倒になった・・・etc

 夫の手伝いにどうして妻が不機嫌になるのでしょうか?コロナウイルスでの「Stay Home」は定年後の夫婦にとって避けられない、ずっと続く日常。その日常のとっても大切なウエイトである家事の分担は、定年後の夫婦が平穏に暮らすためにはとても重要です。
 今回は夫婦が円満になるための家事分担にフォーカスしてみます。

家事は夫が考えているほど甘くはない・・・

 在宅勤務が増えた夫は妻が家事を淡々とこなす風景を初めて1日中、目撃することになります。だからとって

見て見ぬふりが最もNG

 というわけで助っ人を買って出ます。妻のほうは負担軽減という意味では手放しで喜ぶべきところなのでしょうが、そう簡単に事は運びません。「夫は何もしてくれない」と愚痴を言っていた妻にとって家事は一つの大事なテリトリー。ここを夫とはいえ、部外者がいきなり領空侵犯するのはご法度というわけです。さらに家事分担をむぐっては以下の様な問題が起きます。つまり

お互いの到達点が一緒とは限らない

 ということです。分かりやすい例で食器洗いを例にしてみましょう。食事をすれば食器洗いは避けられませんがこれも夫から見れば綺麗に洗ったつもりでも妻から見ると汚れが落ちていないケースなどは良くあることです。
 さらに言えば、何から洗うのか?洗ったものはどこで乾かすか、油物は一度、紙類で拭きとってから洗うべし(洗い方)など、妻が一手に引き受けていた場合、こうした裁量は妻に全て任されていたと言えます。

 ところが夫のやり方や到達点が自分の物差しとは違った場合、そこで意見の衝突が起きえます。夫婦共働きの場合、自分のやり方・到達点を放棄し、相手のやり方を容認し、そのうえでどうしても納得できない場合のみ自分の方法を提案するという方法を取る方もいらっしゃるようです。

 が、夫婦のコミュニケーションが上手くいかない場合では家事を手伝わなければ、文句を言われ、手伝うと到達点や方法で文句を言われるという袋小路の状態が起きかねません。

家事分担は定年後の生活の予行演習でもある

 しかしだからと言って夫が家事を全く手伝わないというのは全くオススメできません。目の前の課題の解決に全くつながらないからです。
 そこで考えられる方法が極力、妻のやり方に夫が合わせるという方法です。

 よくありがちなケースとして夫が家事を手伝うと称し、妻のやり方を聞いては頭ごなしに「他にもっと良いやり方があるだろう」と否定してしまったり、議論をするケースです。そもそも女性は議論をするのが好きではない人が多いですし、家事は論理的に進めるというよりかは知らず知らずのうちに自分がやりやすい様に開発した方法で行うケースが多いので、頭ごなしに否定されたり、議論したりすることはご法度といえるでしょう。

 例えば、油物を洗う前にふき取りを行う。さらにはそれはティッシュではなく、キッチンペーパーを使うというルールであった場合、「なぜ、ティッシュではないのか?」という議論を避け、素直にキッチンペーパーを使って行う様にしましょう。

 トレイ掃除の場合には、トイレクイックルを1枚しか使わないのであれば、そうしたルールに従って行いましょう。その為には家事を手伝う前に

妻が行うやり方をよく観察し、理解する

 ことが大事です。この理解という行為は受け入れという行為と同義になるので、夫婦が円満になる方向にベクトルが働くでしょう。

家事の分担で感謝が生まれる

 家事の分担で大事なことは家事のい大変さを理解するようになることです。家事は会社の仕事のように報酬という形での評価がでません。しかし、その大変さが分かれば感謝の気持ちが芽生えます。
 この感謝の気持ちを伝えることが大切であり、それにより妻のモチベーションも維持されるようになるでしょう。

 さらに、定年後、どちらかが体調を崩した場合、一方が全く家事が出来ないという事態は避けたいものです。「STAYHOME」の時間はそうした事態を避けるために与えられた時間と捉え、予行演習の機会としましょう。

 そうすることで定年後の生活を劇的に変えたり、熟年離婚を防ぐことになったりするかもしれません。

(文責:定年生活編集部)
 



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