コロナウイルス禍で広がるテレワークとリモートワーク 実は少し違うツールです。
2020/10/92019年11月に中国武漢で発見された新型コロナウイルスは年明けになると、横浜に寄港したダイヤモンドプリンセス号で発見され、その後も日本では多くの外国人旅行客がいいたため、こうした方々が持ち込んだウイルスによって国内に広く蔓延する事態になりました。
その後、日本では3月頃に不要不急の外出を避けるような要請が国や自治体のトップから出される事態になりました。その後、新型インフルエンザ特措法が改正され、緊急事態宣言の発出が可能になりました。
その後、政府からは主に出勤を伴わないで仕事が出来るテレワークやリモートワークの推奨が行われるようになりました。その結果、東京都内を中心に大規模なオフィス需要が蒸発する事態になっています。テレワークもリモートワークは何か違うのか?
ところで、ここでいうテレアークとリモートワークは言葉の使い方の違いだけでしょうか?「オフィスに出社しないで働く」という意味では2つは共通です。では何か違うとことがあるのでしょうか?
一般社団法人日本テレワーク協会という団体があります。同団体では、テレワークを以下の様に定義しています。
「テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方」テレワークのteleとは、離れたところで仕事をするという意味ですからいわゆるオフィスから離れた場所で働くこと全般をテレワークということになりそうです。例えば、在宅勤務もそうですし、シェアオフィスや電車で移動しながら仕事をすることもすべてテレワークと言えそうです。
実はテレワークというのは、歴史があると言われています。実は世の中がまだバブル真っ盛りの時、NTT、鹿島、リクルートが共通で埼玉県志木市にある東武東上線の柳瀬川駅近くにサテライトオフィスが作ったのが最初と言われています。このオフィスの目的は通勤時間の満員電車に対する苦痛緩和と言われています。東武東上線であれば都心に向かう池袋方面は大混雑です。しかし、反対に志木市方面への通勤であれば、ひどい混雑に合わなくて済む。
そんなことがきっかけだったようです。今から見ると随分、先見の明があったようにも感じます。リモートワークとテレワークは違う?
ではリモートワークはどうでしょうか?リモートとは、遠い、遠隔地という意味ですので、日常生活からさらに離れた場所で仕事をするイメージでしょう。
例えば、シェオフィスを借りてテレワークをしているが、そこに出るのは接客のときだけで、普段は例えば海の見えるリゾートで仕事をする。これがリモートワークの実際の姿といえるでしょう。貸会議室を経営する株式会社Buil-netフロンティア(本社:千葉市美浜区中瀬1-3幕張テクノガーデンCB棟3階 代表取締役 熊森克己)な長野にもシェアオフィスを構えています。
長野と言えば、観光も盛んなところで有名ですね。
例えば、上高地は避暑地として有名なところです。夏は上高地で秘書生活をしながら、必要であれば長野のシェアオフィスで接客をする。そんな仕事スタイルがリモートワークとの象徴と見える姿でしょう。ただ今回のコロナウイルスで在宅勤務をしてくださいとの要請は、一般的に上記のリモートワークではなく、テレワークの要請と見るのが正しいでしょう。
今後、さらにこれが波及し、冬は温泉場で仕事をしながら、必要に応じて、職場に行くなどというスタイルやDIYとかねて農村暮らしとリモートワークを兼ねて仕事をする時代・・・。そんな時代がすぐそこに到来するのかもしれません。
いずれにしろコロナウイルスの拡大は私たちのライフスタイルではなく、街や自宅の在り方までを変える契機になりそうです。(文責:定年生活編集部)
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