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消費者庁が伝えるコロナウイルス禍に於ける新しい生活様式を踏まえた換気の仕方

2020/12/22 

消費者庁から、冬季における感染防止対策のため、「寒冷な場面における新型コロナ感染防止等のポイント」が公表されています。冬場は一般的に感染症を含めて、風邪が蔓延しやすい季節です。
 コロナウイルスが蔓延し始めた際に、今年の流行語にもなった「三密」という言葉をご記憶の方も多いでしょう。いわゆる

密閉(密閉とは窓がなかったり換気ができなかったりする場所)
密集(密集とは、人がたくさん集まったり、少人数でも近い距離で集まること)
密接(密接とは、互いに手が届く距離で会話や発声、運動などをすること)

 といった環境が重なる環境では、感染しやすい環境であるとのことです。


(出典:消費者庁)

 しかし、そうはいっても冬場は部屋を閉め切りにしがちです。「基本的な感染防止対策の実施」、「寒い環境でも換気の実施」、「適度な保湿」が大事と言われても、寒い環境での換気の実施はハードルが高そうです。

 そこで、今回は、消費者庁が発表する冬場の換気方法についてお知らせをしたいと思います。

機械換気による方法

 まず、寒くて窓などを開けるのが困難なケースでは、機械による換気が考えられます。

 2003年(平成15年)7月以降に建築された住宅の居室には、シックハウス対策として、換気回数0.5回/h以上の設備容量を持つ機械換気設備(いわゆる24時間換気システム等)が設置されています。適切な機械換気の運転、維持管理が重要であるため、以下を厳守しましょう。

注意点1:換気システムのスイッチを入れて常時運転しましょう。暖房時も換気システムは運転しましょう。
注意点2:フィルターや防虫網を清掃しましょう。

自然換気による方法

 次に窓などを開けて換気するケースです。

 トイレ、浴室に換気扇などの換気設備がある場合は、常時運転しましょう。換気設備がない場合は、窓を開放して換気を行いましょう。
 窓を開ける場合は5cmから15cmを目安に、各室のドアも併せて常時開放しましょう。
 冬季の暖房時についても換気設備が無い場合は、室温が18°C以上を確保できる範囲で窓を開けて換気をしましょう。また、冬期は室内が乾燥し過ぎることがないよう、相対湿度40%を下回らないように加湿器などを利用して調節しましょう。

加湿器の使用も選択肢です。

 上記の対応策がどれも難しい場合、加湿器の使用により、部屋の湿度を上げることも対策になります。感想が飛沫を飛ばす距離を伸ばすからです。その場合でも以下の点に注意してください。

やけどに注意!

スチーム式加湿器の使用時、蒸気や倒した際にこぼれた湯などでやけどを負う事故が発生しています。特に、電源コードを含め、子どもの手が届く範囲には置かないようにしましょう。

火災に注意!

加湿器による火災も多く発生しています。取扱説明書や器具本体に表示された注意事項をよく読み、正しく使用してください。
製品本体の周囲は十分な空間を空けて使用してください。吸気口や吹き出し口が塞がれると、本体の温度が上昇し、製品樹脂の変形や発火のおそれがあります。
異常や故障がある場合は、すぐに運転を停止し、電源プラグを抜いてください。
お使いの製品がリコール製品でないか、確認してください。

リコール製品の確認ついて

 リコール製品の確認については、消費者庁のリコール情報サイトが有益です。

https://www.recall.caa.go.jp/

(文責:定年生活編集部)



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