定年生活.com トップ» 遊ぶ » 60代からペットを飼い始め得る際に気を付けたいこと

60代からペットを飼い始め得る際に気を付けたいこと

2021/9/7 

ご自身の定年退職や子供たちの独立によって「時間」や「寂しさ」が心に生まれ、ペットを飼ってみようという60代の方がいらっしゃると思います。自分の体力や将来を考えると、一歩を踏み出せない方もいるかもしれません。60代からペットを飼うときに備えておくべきことはなんでしょうか?

実はペットも高齢化が進んでいる?

 まず、ペットを飼うことのメリットからお伝えしましょう。

メリット1:動物の癒やしの力は「アニマルセラピー」。

 まず、60代からペット飼うメリットはペットから得られるアニマルセラピーと呼ばれる効果です。アニマルセラピーとは、動物とのふれあいによって人の心に癒しを与えることです。ストレス解消になるだけではなく、認知症やうつ病などの症状改善も期待され、事実、そうした効果を期待してペットを飼う方も多いようです。

メリット2:ご自身の健康維持につながる

 ペットを飼うことで、ご自身の健康寿命を延ばす効果があります。例えば、犬を飼っている方は散歩に出掛けるので運動の習慣が身に付きます。また散歩中には
「アッかわいいですね」
「どんな犬種ですか?」

など、ペットを飼っていない人と比較しても話かけられるシーンは多くなる傾向にあります。一方でペットを飼う前に関あげておくべきことがあります。

ペットを飼う前に考えるべきことその1:ペットも高齢化している

 ペットの寿命も、実は人間と同じように伸びています。犬の平均寿命は14歳以上、猫は15歳以上で、20歳を超えることも少なくありません。その生涯に責任をもって世話をすることが、ペットを迎える最重要の条件です。
 ペットショップに行くと、カワイイペットがいっぱいいます。ここで「一目ぼれ」をしてしまうと後で後悔することになりかねません。ペットを飼うにあたって、環境が整っているか?ペットの健康を守るための知識は足りているか?今後、ペットのために増えるであろう食費や医療費についてのシュミレーションは十分か?と言った観点から冷静に考えてみましょう。

ペットを飼う前に考えるべきことその2:旅行時や入院時の一時的預け先は?

 ペットを飼った後に避けて通れないのが、入院や旅行といった飼い主が不在になった際のペットの預け先です。「犬は人につき、猫は家につく」ともいわれ、犬は家族の不在、猫は環境の変化が特に苦手です。ペットホテルや、ペットシッターを利用する方法もありますが、場所によっては見つかりにくい場所もあり得ますし、ペットホテルを利用する場合、通常のホテルよりも割高になるケースもあるでしょう。

ペットを飼う前に考えるべきことその3:外食できるお店が意外に少ない

 ペットを飼う前には考えなかったテーマとして「ペット可」のお店が意外に少ないことがあります。見つかってもサービス料が上乗せされたり、個室限定で個室代金が別途、かかると言ったこともあり、ペットを連れての外食は敷居が高くなることもあり得ます。



ペットを飼う前に考えるべきことその4:自分に万が一のことがあったら

 自分が亡くなった後、ペットの世話を引き受けてくれる人を決めておきましょう。家族、親族、友人、老犬・老猫ホームなどが候補になります。事前に「ペット信託」などで、相手に渡す飼育費用を確保しておくのもよい方法です。「ペットの世話をする相手に遺贈する」という遺言書を作成する方法もあります。

 また最近では自然災害が多くなっています。災害時に避難所を避難しようと思っても

「ペットはお断り」
「ペットは外で」

と言われるケースも想定しておきましょう。そのためにはペットがいるために避難所には避難できないケースも想定して、防災グッズ等を備えておく必要があるでしょう。



以上、網羅的に気を付けるべき点を列挙しました。では実際に飼い始める際にはどの様もことに気を付けるべきかは回を改めてご紹介したいと思います。

(文責:定年生活編集部)



定年生活ではLINEのお友達を募集しています☆以下のQRコードからお友達登録をしていただきますと、LINEだけでのお役立ち情報をお届けします。
定年生活ではLINEのお友達を募集しています