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10月からの値上げラッシュ! コロナ騒動の中、物価が上昇する時代を生き抜く方法

2021/10/1 

9月30日で緊急事態宣言が解除になり、ほっと一安心と思ったら10月1日から値上げラッシュが始まります。せっかく、緊急事態が明けてもこれからは家計の緊急事態!ということになりそうです。まずはどういった商品が値上げされるのかを見ておきましょう。

・小麦粉が値上げ

 農林水産省は輸入小麦の売渡価格を今年の4月と比較して19%アップすると発表しました。これは13年ぶりの大きな値上げといえるでしょう。そうはいってもピンとこないので、具体的に見ていきましょう。
 食パン1斤ですと、2.3円の値上げ、うどん一杯ですと1.4円の値上げ、ラーメンですと1円、小麦粉ですと1キロ当たり、14.1円の値上げになります。

・値上げは小麦粉だけではありません

 値上げは小麦粉だけではありません。マーガリンは、300グラムで30円値上げして320円に。コーヒーも約20%ほどの値上げとなりそうです。食品だけではありません。電気は東京電力が平均して9月と比べて、140円、ガスは104円の値上げとなります。

 これは石炭の輸入価格が上昇していることがその一因とされています。
 一方で、ディズニーランドは今年の3月から「価格変動制」が導入されています。10月からは混む曜日は700円の値上げ、逆に空いている曜日は300円ほど安くなるということになります。デイズに―ランドでは一番安い時には7900円になるときがありますが残念ながら10月は7900円になる日はないとのこと。

郵便は土曜日の配達がなくなります

 10月から郵便は土曜日の普通郵便、ゆうメールの配達がなくなります。これも仕様の低下と言えますが、速達の最低料金が290円から260円に値下げになります。

預貯金をしているのに300万円もドブに捨てている?

 このような物価の上昇は私たちの家計を直撃します。しかし。そういわれてもピンとこない方も多いかと思います。
 すこし、具体的に見ると、1980年から2017年に物価の値段は1.33倍、食糧費は1.45倍、水道光熱費は1.15倍、教育費は2.07倍となっています。
 そう、不景気なのにインフレが起きているという方向に確実に向かっているのです。

 2012年に安倍首相が再登板するとアベノミクスの名のもとに2%のインフレ目標を設定しました。物価を上げることで好景気をもたらそうとする発想ですね。
 仮に個々人の給与がさほど変わらず、2%のインフレが20年続くと、1000万円の現金がなんと673万円に目減りするのです。目減りする金額は327万円!あなたが浪費するわけでもなく、通帳からお金が消えるわけでもないのに、これだけのお金をいわば、ドブに捨てている状態が「預貯金をする」という状態なのです。

 この様に物の値段があがると浪費をしていないのに、お金が減ることになります。では私たちはどの様にお金の「防衛」をすればよいのでしょうか?

 お金が貯まらないのであれば、何に消費をしているのかを可視化しておく必要があります。

 「何から手をつければいいかわからない」と

頭を抱えて悩みこんでしまいやすいですが、誰でも必要な始めの一歩は、「何にいくら使っているのか」支出の記録を振り返ることです。もしすでに家計簿をつけていたら、それを活用しましょう。
 
 家計簿を見てみると、「食費が前月より高かった」「休業中なのにどうして洋服代がこんなにかかっているのだろう」などと気が付くことが多いはずです。「インターネットショッピングが多かった」「ストレス発散のつもりで買い物をしすぎた」など反省できれば、それが支出の仕方に気を付けるきっかけとなります。

具体的にはお金の使い方を、以下の3つに区分して考えてみてください。

「投資」=金額以上のものでリターンを生み出してくれるもの
「消費」=必要だったもの
「浪費」=無駄だったもの
です。

 さぁ、実際に家計をつけてみて支出はどれに分類されるでしょうか?ただ悩ましいのは無駄な支出がなく、必要だと思う消費が値上げのため、家計を圧迫するケースです。このような方は「お金」に関する見方そのものを知識として身に着けていく必要があります。



 ファイナンシャルアカデミーは特定の商品を受けるのではなくお金の知識や投資、FXなど始める際に業者の餌食にならないよウに必要な知識をスクールとして教えてくれるお金の学校です。
 これからの物価上昇の時代を生き抜く知識を得たい方にはお勧めのプログラムといえるでしょう。
 行動して家計を防衛するか、毎年気づかぬうち物価上昇で家計を食いつくされるのを傍観するかはあなた次第です。
 
(文責:定年生活編集部)



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