「婚活」の世界では「出会い」を求める以上、「セクハラは存在しない」なんて決めつけていませんか？セクハラは、#MeToo運動など、近ごろはセクシャルハラスメントに関する報道をよく見掛けます。

　一方で、男性の中には、自分の言動が「セクハラに当たるんじゃないか」と考えすぎる人や、女性の中には「何を言っても男性にはセクハラは成立しない」と思っているような言動もあるようです。

　成婚にこだわる婚活支援サービスを展開する株式会社パートナーエージェント（証券コード：東証マザーズ6181、本社：東京都品川区、代表取締役社長：佐藤茂、https：//www.p-a.jp/、以下パートナーエージェント）は、 25～44歳の男女2,300人に対して「婚活セクハラ」に関するアンケート調査を実施婚活経験者を対象に、「婚活セクハラ」の実態調査を実施しました。さらに、「婚活の場でこんなことをするとセクハラになってしまう」もしくは「このくらいのことならセクハラにはならない」など、そのガイドラインについて男女2,300人にジャッジしていただいたので、ご紹介したいと思います。

婚活男性の2割程度がセクハラを受けている・・・

　婚活中にお相手からセクハラをされることがある人はどのくらいいるのでしょうか。今までに婚活をしたことがあると回答した25～44歳の男女240人に対し、「セクハラをされて不快に感じた」ことがあるかどうか聞いてみました。
男性の19.1％、女性の35.9％が「セクハラをされて不快に感じた」ことが「ある」か「どちらかといえばある」と回答しています。

（出典：パートナーエージェント）

　ここで気になるのは「セクハラ＝女性が受けるもの」というイメージが強いですが、婚活男性の2割弱、5人に1に人がセクハラを受けた経験があると回答しています。以下、その一例をご紹介します。

【男性が受けたセクハラの一例】
・「主夫になりたいんだろ」と言われた（28歳・男性）
・経験人数は何人か聞かれた（37歳・男性）
・まずは外見で判断され、対応の差が激しい（44歳・男性）

　まずよくあるのが「外見で判断される」パターンですね。
　女性はよく男性の服装が「清潔感がある」かどうかで判断します。
　そのため、清潔感がないと感じられる服装の人は女性から塩対応される可能性があります。

　また専業主夫希望という発言と経験人数は恐らく女性側が「上に立った発言」と考えられます。こうした構造は女性から男性がセクハラを受けやすくなると言えるでしょう。

プロポーズがセクハラ？　男性の3割以上がセクハラの基準が分からない・・・

　とあるネット上の質問箱で、「プロポーズをされることがセクハラに当たるか？」というスレッドがありました。
　この質問に対するベストアンサーは下記の通りです。

「「ある人物に対し、性的な暗示を含む言葉又は行為を繰り返し強いる行為であり、それらの言葉又は行為は、その人物を傷つける、又は侮辱するものであることから、その人物の尊厳を侵害する、又はその人物に対して威圧的な、敵対的な若しくは侮辱的な状況をつくるものである」
となります。

プロポーズが性的で、相手を傷つけるものなら、セクハラになる可能性があると思います。」

この様に、自分の言動の何がセクハラに当たるのかで悩む男性が3羽い以上、いる反面、女性は悩む方が男性に比べると少ない傾向になるようです。

（出典：パートナーエージェント）

相手の交際について4割近くの男性は聞くことがセクハラだと感じている

　男性より女性の方がセクハラを感じない項目をご紹介。
　まず、相手の過去の恋愛を聞くことは男性の4割近くがセクハラと感じるのに対し、女性は34%と、男性よりやや少ない結果になっています。

（出典：パートナーエージェント）

　同様に、いきなり年齢を聞くことも男性は3割以上の方がセクハラと感じていますが、女性は男性よりやや少ないことが分かります。

（出典：パートナーエージェント）

1割の女性は容姿をほめることをセクハラと感じる。体型などを批評するの避けよう

　美しい女性を見て、「お美しいですね」とほめること。なにげない行為に見えますが、これを「セクハラ」と感じる女性が1割程度います。

（出典：パートナーエージェント）

「『ぽっちゃり系ですよね』『足がきれいですね』など体型についてコメントする」ことについても、男性の49.2％、女性の47.8％が「セクハラだと思う」と答えています。

（出典：パートナーエージェント）

「『短いスカートが似合ってますね』『そういう胸元があいてる服好きなんです』など服装についてコメントする」ことを「セクハラだと思う」男性は53.9％、女性は62.6％でした。

（出典：パートナーエージェント）

　婚活の場ではこのような批評をすることは「セクハラ」に該当しやすいので注意しましょう。

　当然ですが、深夜遅くまで、デートに誘う、自宅に誘う、相手の髪に触れるなどはセクハラに感じる女性が多いです。
　さらにまだ付き合ってもいないのに、恋人のようにふるまううのは6割以上の女性、性的なお誘いをするのは8割以上の女性がセクハラと感じています。

（出典：パートナーエージェント）

　当然の結果と言えそうです。せっかくのご縁を逃さないためにも段階を踏んだアプローチが重要です。
　セクハラに年齢は関係ありません。下記、シニア向け婚活パーティーなどで異性と知り合た際にも最低限のマナーを身に着けておきましょう。

（文責：婚活お見合いパーティースケジュール　編集部）
参考文献：本記事はパートナーエージェントの調査記事を基に作成しています）