奈良市で遊説中に銃殺された安倍元首相 過去にはこんな政治家も襲われています。
2022/7/108年以上、総理大臣を務めた安倍晋三元首相が2022年7月8日に遊説先の奈良市で41歳の男性の放った凶弾に倒れ、亡くなりました。
ところで日本では以外に多くの政治家が凶弾に倒れています。今回はそうした政治家をご紹介します。
戦前には・・・
戦前では、わが国で初めて本格的な政党内閣を誕生させた原敬首相が大正10年11月、東京駅で男に刺殺されました。ほか、浜口雄幸首相が昭和5年、東京駅で右翼活動家の凶弾を受け重傷を負い、翌年に死亡している事件も発生しています。
戦後も相次ぐ政治家襲撃・・・
戦後も政治家への襲撃が相次ぎます。1960年には7月に、岸信介首相が首相官邸レセプション会場でももをナイフで刺され重傷を負います。
1960年10月12日には、日比谷公会堂で開催された自民・社会・民社3党首立会演説会に参加した社会党委員長・浅沼稲次郎が、演説中に突然壇上に上がって来た17歳の右翼少年・山口二矢に腹部を刺され非業の死をとげます。1975年6月には、三木武夫首相が東京・日本武道館の玄関で顔を殴られ軽傷を負った。この事件をきっかけに、要人を警護する警視庁SP(セキュリティーポリス)が発足します。今回、安倍元首相の警備で議論が起きているのは残念なところです。
平成に入り、1989年の参議院選挙で大躍進が期待されていた社会党の山口鶴男書記長が大津市内で右翼に襲われ負傷。翌、平成2年1月には本島等長崎市長が短銃で撃たれ重傷となった。右翼団体幹部は、「市長の天皇に関する戦争責任発言などが許せず、鉄槌(てっつい)を加えようと思った」などと供述していました。いずれも対象が社会党系の政治家でした。
同年10月には自民党の丹羽兵助衆院議員が名古屋市内で、男に首を刺されて亡くなったています。
2002年10月、民主党の石井紘基衆院議員が東京都世田谷区の自宅駐車場で、自称右翼団体の在日韓国人に包丁で左胸を刺されて死亡。2019 年4月には伊藤一長長崎市長がJR長崎駅前で暴力団幹部の男に撃たれ死亡しています。
この様に見ていくと、政治家が死亡すル事案では右翼団体など、政治的信条に基づいて政治家を攻撃するケースが多いようです。
しかし、今回の安倍元首相のケースでは少なくとも本人は「政治的信条に基づく行動ではない」と述べています。奇しくも今日は参議院選挙の投票日です。
政治家への意見表明は投票によってなされるものであり、暴力は絶対に許されるものではありません。
その思いで一票を投票していただくことを期待したいですね。(文責:定年生活編集部)
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