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物価が急上昇する時期だからこそ食材を無駄にしない5つの方法

2022/8/24 

断捨離という言葉が定着していますが、食品について安易な断捨離は考えものです。腐った食べ物や賞味期限が切れた食品は捨てるべきですが、そもそも食べ物を安易に捨てるのは食べ物自体が自然界の命から成り立っていることからも買ったものは食べきるということが必要です。

最近では、食品廃棄(フードロス)も問題視されるようになりました。食べ物を出来るだけ捨ていないということは食品の無駄を抑えるということですから、根本的に食品ロスを減らすことです。この記事では、食品を無駄にしないための工夫について見ていきたいと思います。

・値上がりする食品

「値上げラッシュ」が今夏以降、本格化する見通しです。主要メーカー105社における、2022年以降の価格改定計画(値上げ、実施済み含む)を追跡調査した結果、6月末までに累計1万5257品目で値上げが判明しました。

7月単月での値上げは1588品目が実施されるほか、8月は初めて2000品目を超えました。
この結果、7・8月の2カ月だけで4000品目超が値上げされる予定で、「値上げの夏」が到来した感があります。
ただ、値上げの勢いは秋口以降も止まる気配がみられず、10月も単月としては年内最多となる3000品目超で値上げ計画が明らかになっていることには注意が必要です。

では食費を抑えて、結果として無駄を減らすにはどうしたら良いでしょうか?
5つのの方法をお伝えしたいと思います。

・第1・無駄の分析をしてみる

 まず第1に始めることは、あなたがこの1か月の間にどれだけの書k図愛を無駄にしているのかを正しく把握することから始めましょう。
 1か月間のうちで、冷蔵庫や収納スペースからどれだけの食品を捨ててしまっているかを記録し、食品ロスの実態を把握します。
 家計簿の収支把握するのと同じ要領ですが、記録することで無駄にしやすい食材も記録できることがポイントです。

 さらに無駄になった食材の金額を計算することで1か月菅野無駄な出費の金額が分かると思います。
 では出費を抑えるにはどうしたら良いでしょうか?

第2・無駄な買い物を控える

 月並みな言い方ですがこれにつきます。
 ポイントは2つです。第一に買い物リストを作ること、第二に安売り商品に手を出さないことです。
「エっ?」
と思われる方は多いかと思います。
 共働きのご夫婦など、日々、多忙な方にはまとめ買いの方が効率的と考えるのも無理からんところでしょう。
 しかし、まとめ買いや宅配サービスを利用するとマメに買い物へ行くよりかはロスが出やすいのです。

 なぜでしょうか?
 実はまとめ買いをする人にはマメに買い物へ行く人より、計画性が求められます。例えば、今晩のおかずを買うためだけに買い物に行く方は今日の分しか買いません。
 しかし、1週間分のまとめ買いをする場合、1週間先の献立まで考える方は稀でしょう。そこに食品ロスが生まれる隙が出来ます。
 そこで、オススメしたいのは、買い物に行く前に「リスト」を作ることです。
 具体的には買い物に行く前に冷蔵庫の中身をチェックして、何を買うのかを決めておきましょう。これは節約の基本です。
 さらに、買うものを紙に書き出し、リスト化することが重要です。

 そしてリスト化された物以外は買わないという姿勢が重要です。
 ここで注意したいのは、スーパー等で安売りしている商品を発見した場合です。

 つい手を出したくなりますが、それではリストを作った意味がなくなります。
 もし安売り商品がるのであれば事前に調べてリスト化しておくのが賢明ですね。
 無駄な買い物を防止して節約することを心がけましょう。

第3・保存方法を理解する

 食べ物の保存方法を理解することで美味しく食べることが出来る期間は伸びます。
 そのためにも野菜や果物を正しく保存することを知っておきましょう。以下、一例をご紹介します。

冷蔵庫に保管するもの

 リンゴ、キャベツ、メロン、きゅうり、レタスなどは冷蔵庫保存に適しています。冷蔵庫保存によって水分が蒸発しないように、ビニール袋やラップで包んで空気に触れないようにすると、葉物野菜は長持ちします。

常温保存するもの

 常温保存と言われても「ただ冷蔵庫にいれなければ良いのか」「何度でどのような場所で保存すれば良いのか」など、保存方法がいまいち分からず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

 常温保存する際は、温度は15度~25度程度で直射日光の当たらない場所を選びましょう。 温度が高い場所では食材を腐敗させてしまう恐れがあるので、特に夏など気温の高い季節は注意が必要です。また、湿気の多い場所はカビを発生させてしまうので、避けましょう。

 常温保存に適した食べ物と言えば、表面がしっかり乾燥している、厚い皮に覆われている、水分がほぼ抜けている、糖分を多く含む、などの特徴のある食品は、常温保管が可能であることが多いです。
 ジャガイモやサツマイモなどの芋類や、表皮が乾燥したタマネギなどは、適切な環境下で保管すれば、半年以上保たせることも可能です。

第4・食べるときは小さな食器で・・・

 食べ残しも立派なフードロスです。
 こうした食べ残しを防ぐ為にも食器のサイズを小さくするのも方法です。
 盛り付ける量を少なくすれば、食べ残しを防ぐことが出来ます。また食べ過ぎを防止することで成人病予防も期待できるでしょう。


 

第5・作りすぎにも注意したい

 食器もそうですが、作りすぎにも注意したいところです。現代人の生活はとかく食べ過ぎの傾向にあるようです。
 作りおきをするのであれば別ですが、食卓が貧相に見えるという理由で意味もなく食材が並ぶ食卓も考えものです。


(写真はイメージです)

 すべてを食べきれずに結果として余り物が出る。余り物を保管して、忘れてしまい無駄にする
 この様な経験もありませんでしょうか?

 こうした事態を防ぐ為にも作り置きをするのであれば、計画性が大事といえるでしょう。

 以上の様に食品ロスを防ぐ為には事前の計画性が重要であることをお伝えしました。
 すべてをすぐに実施することは難しいかもしれませんが、出来ることから始めて家計の負担を減らし、フードロスを減らしてみませんか?

(文責:定年生活事務局)