定年生活.com トップ» 暮らす » シニア世代 シンプルライフのすすめ

シニア世代 シンプルライフのすすめ

2018/8/22 

今、高齢単身者の方を中心にシンプルライフ、スモールライフがとても注目されています。とはいえ、何から手をつけたらよいのでしょうか?

(1)断捨離しましょう

日本人は物持ちです、といえば聞こえはいいのですが、欧米などと比べると家の大きさによらず持ち物が多いのは事実のようです。
良い言い方をすれば文字通り「物持ち」、逆に言えば「(不要物を)溜め込んでいる」ということになるでしょう。
シニア世代の快適な暮らしには、不要物を思い切って処分することが不可欠です。
よく聞くところの「断捨離」。
何やら修行じみた言葉なのですが、平たく言えば「思い切って捨てること」。
使っていないどころか、存在すら忘れていて箪笥やクローゼットにしまいこんであるもの、ありませんか。
若いころに着ていたモノ、使っていたモノ、なんとなく手離すのが惜しいと感じられるモノがどっさりと残っていませんか。
「もったいない」精神でずっととってきたけれど、そろそろ処分しても良いかもしれません。

処分と言うと何となくつらい気持ちになりますが、モノを捨てるのは思い出を捨てることではありません。
今まで生きてきた年月と、手持ちの時間を天秤にかけてこの先を考えると、少しずつ処分していくのが望ましいといえるでしょう。
そうはいってもどこから手を付けたらよいかと迷った場合、目安はひとまず3年使わなかったモノは捨てる、というルールを決めて行動してみることです。
3年着なかった服、使わなかったモノはほぼ「忘れている」「なくても困らない」モノだからです。
日ごろから整理整頓、どこに何があるかが把握できる程度のボリュームの中で暮らしていれば、いざというとき、例えば急な入院だとか災害だとかにもあわてず的確な持ち出しをすることができます。

(2)買わない 増やさない

モノが増えるというのは、単純に考えて買ったぶんだけ捨てていないからです。
壊れたり、使えなくなって初めて「替わり」を買えばプラスマイナス・ゼロのはずなのに、「新たに」買うために増えてしまうのです。
それではどうして買ってしまうのでしょう?
まずは「安さ」です。

広告や店頭で安い商品が目に飛び込んでくると、「買っておけば使うかもしれない」とつい欲張ってしまいがち。
安さを求めてしまうと、モノに対する愛着は薄くなります。
まあまあのモノを買うくらいなら「どうしても」「なんとしてでも」欲しいモノを優先させるべきであって、そうでなければあえて買う必要はありません。
「安物買いの銭失い」はなるほど言い得て妙で、高いけれど長く使えるものを一点買うと、どっちでもいいものに費やす余裕はなくなりますから結局は無駄になりません。

また、安易に収納スペースを増やさないことが肝心です。
散らかっているといって収納ケースなどを買うのは本末転倒です。まず、今の収納スペースにおさまるくらいにモノを減らすべきなのです。収納スペースを増やせばその分モノは確実に増えてしまいます。

(3)生活に変化を

家を建て替えたり、大工工事が必要なリフォームをするなどの大掛かりな行動は無理としても、部屋替えあるいは模様替えは生活に変化を与える良いきっかけになります。
かつての住宅は、年に何回来るかもわらないお客様のためにわざわざ南向きのよい部屋を座敷にして、毎日暮らす自分たちの部屋を寒い北向きや夏の西日のきつい西側の部屋にしていることがままあります。
お客様のことはさておき、シニアになったらまず自分たちの日々の暮らしを優先させましょう。
南向きの部屋に引っ越せば冬暖かく過ごすことができますし、たとえ部屋を変えなくても、少なくともカーテンを遮熱性のものに変えるだけで、夏の暑さや冬の寒さに効果的です。
置き家具をいくつも置かず必要なものだけに集約して部屋を広くするとか、電気をLED灯にして節電プラス電球替えをしなくても済むようにする、など小さな工夫で生活自体がぐっと変わります。

(4)そうは言われても…

 片付けが苦手な方によくあるのが「そうは言われても…」というご意見です。何から手を付けてよいかもわからないパターンや捨てるものが決まらないパターンなどなど。
 こうした方々にぜひ知っていただきたいのが、マスターライフオーガナイザーという方々です。そう「片付けの専門家」です。定年生活でも過去に後藤邦江さんに「今日から始める片付け生活」というタイトルで、アメリカで生まれた思考との空間の整理方法について解説頂きました。

この中でも第10回の「心を整理してみる」というコラムはとても反響の大きい内容でした。
「エイヤッ」で捨てはじめると想像以上に爽快です。 そして片付けの前に「心」を整理することはとても重要だそうです。ぜひ、参考にされてみてください。

(初稿:2012/03/15)