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「シニア向けスマホの落とし穴!?シニアの方のスマホ選びのススメ。」

2018/5/10 

第2回目は、「安易にシニア向けのスマホを選ぶな!」ということについてお話したしたいと思います。

私は、埼玉県の朝霞市を中心に「タクミ」というスマホ・タブレットの訪問レッスンを60~80代の方を中心に行っています。
生徒さんの中には、初めてスマホを購入された方も数多くいらっしゃるのですが、「そんなに使わないから安いのを買ったんだよ。」「機械が苦手だからシニア向けのスマホを購入したのよ。」という方も多くいらっしゃいます。

そんな方に私はこんなことを聞きます。
「何のためにスマホを買われたのですか?何かガラケー(従来型の携帯電話)では出来ない新しいことをする為じゃないのですか?」と。
まだガラケーも携帯電話ショップでは販売しています。これまで通りの使い方で良ければ、料金が多少割高になるスマホを購入する必要はないはずです。
みなさん、せっかくスマホを持つのであれば、ガラケーにはできないことをスマホで出来るようになりたいはずなのです。

だからこそ、スマホの機種選びは意外と重要なのです。
しかしながら、安易にシニア向けスマホを選ぶ方が多く、とても残念に思います。
なぜなら、せっかくシニア向けのスマホを購入したのに、実は「普通のスマホよりも使いづらいスマホ」だったりします。これを知らずに購入して後悔する方がいらっしゃるのです。

その理由は大きく3つあります。

①「アプリを入れることが出来ないスマホ」

スマホの一番の特徴は、好きな「アプリ」を自分のスマホに入れたり、要らないものは外したりできることです。地図や路線検索、LINE、ゲームなど、沢山ある「アプリ」の中から、自分のお気に入りの「アプリ」を入れて、自分だけのスマホに出来るのが一番の楽しみ方なのです。
しかし、この「アプリ」を自由に入れることが出来ないスマホがあります。
少し前の機種ですが、DoCoMoのらくらくスマホのF-01F、ソフトバンクのシンプルスマホの204SHはアプリを入れることが出来ませんでした。
店頭でスマホを購入する際には、念の為、「この機種はアプリを入れることは出来ますか?」と店員さんに聞いていただくといいでしょう。

②「データ保存容量が少ないスマホ」

データの保存容量とは、「スマホにデータがどれだけ保存できるか」ということで、スマホの倉庫のようなものです。この容量の大きさは機種によって異なります。
写真や動画だけでなく、音楽やアプリなども含めて、スマホのあらゆるデータに影響してくるもので、お気に入りの写真や動画、音楽、アプリなどがあっても、データ保存容量が小さいと、いずれスマホに保存できなくなります。
そうなると、SDカードを購入して保存したり、最悪の場合は、機種変更をする必要が出てくるなど、余計な出費や手間が発生する場合があります。
シニア向けのスマホは、このデータ保存容量が少ないものが多いです。
DoCoMoの一番新しいらくらくスマホのF-03Kのデータ保存容量は16GB、SHARPのスマホで安めの機種であるSH-01Kは2倍の32GBです。しかも、機種代金はガラケーから変更した場合、らくらくスマホは約8,000円高くなっています。
後々のことを考えれば、データ保存容量は32GBは欲しいところです。

③「バッテリー容量が少ないスマホ」

ガラケーからスマホに変更すると、バッテリーの減りが早いことに最初は驚くかと思います。バッテリーの容量は、物理的なバッテリーの大きさに比例します。スマホは多くの機能が搭載されていますので、ガラケーと比較してバッテリーの消費が圧倒的に大きいです。バッテリーを長持ちさせようとしたら、スマホ自体大きくなりやすいと言えます。
バッテリー容量の単位は「mAh(ミリアンペア時)」と表されますが、先ほどのドコモのらくらくスマホのF-03Kのバッテリー容量は2,100mAh、そして、SHARPのSH-01Kは2,700mAhと、こちらの方が、価格は安いのに容量は大きくなっています。
らくらくスマホの方が性能は低く、バッテリー容量が少ないということです。

以上の3つは、シニア向けスマホの操作が「かんたん」ということ以前の問題です。

加えて、スマホは「アプリ」を使うことが圧倒的に多く、「アプリ」の使い方は、普通のスマホもシニア向けのスマホもほとんど変わりません。例えば、LINEは、シニア向けスマホも普通のスマホも使い方は同じなのです。
そのことをよく知らずにシニア向けスマホを購入して、後悔している方がいらっしゃると、「買う前に相談して欲しかったなあ」と思ってしまうのです。

スマホの購入をお考えの方、安易にシニア向けのスマホを選ばないようにお気を付けくださいませ。

 
■■■ 著者プロフィール ■■■

埼玉県朝霞市でスマホ・タブレットの訪問レッスン「タクミ」として、スマホ・タブレット・パソコンの訪問個別指導を専門で行う。訪問指導数は700回を超え、「タクミクラブ」という有料サポート会員は100名を超えて増え続けている。
スマホビギナーの方への定期的なレッスンから、一度限りのお困りごとサポートまで幅広く対応し、「LINEのスタンプが楽しい!」「メルカリで不用品が売れました!」など、スマホがもたらす新しい人生を一人でも多くの方に提供する為、日々お客様を訪問している。