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【50代から始める】シリーズ(5) 俳句

2011/12/9 

「秋深き 隣は何を する人ぞ」

これは、有名な芭蕉の句ですが、「秋も深まった晩に、隣の家から明かりがもれているけど、何をしているのかなぁ」と、人恋しい様を表現しているようです。
シニアの趣味|俳句
しかし、別の解釈で、「秋の夜更けに、旅行に出かけているはずの隣家から物音が聞こえる・・・、もしや」と考えると、かなり怖い句かもしれませんね(笑)。

俳句は、シニアならではの渋い趣味の代表だと思います。

◆知識ゼロからの俳句入門◆

定年後の趣味|俳句
俳句は、四季折々の自然の美しさや、そのとき抱いた想いなどを、「5・7・5」の17音にまとめて表現する定型詩の一種です。

また、「字余り」や「字足らず」といって、17音より多いものや少ないものもあります。

俳句には「季語」が必要で、春(2月~4月)なら、梅、うぐいす、桜、菜の花、朧月など。夏(5月~7月)には、青葉、風鈴、うちわ、ひまわり、カミナリといった季節に合った季語を入れて詠みます。

初心者向けの、例文がたくさん載った俳句の本が出版されていますし、作り方がわかったら、俳句の会などに入会されるのもよいでしょう。一人で黙々と作るより、多くの人と詠み合わせると励みになりそうです。
 

◆名人の一句◆

俳句の名人の句をご紹介します。
シニアの楽しみ|俳句
「菜の花や 月は東に 日は西に」(与謝蕪村)

菜の花畑が見わたすかぎり広がる・・・穏やかな春の一日を詠んでいます。季語は「菜の花」です。

「夏草や つわものどもが 夢の跡」(松尾芭蕉)

かつて戦場だった場所も、戦っていた武士達の面影はまったくなく、ただ夏草が茂っているばかり・・・という句です。季語は「夏草」。

「柿くえば 鐘がなるなり 法隆寺」(正岡子規)

法隆寺の前の茶店で柿を食べていると、お寺から鐘の音が響いてくる・・・秋ののどかさを詠んでいます。季語は「柿」。

文豪夏目漱石も、「こがらしや 海に夕日を 吹き落とす」という句を残しています。

季語は「こがらし」で、まるで夕日を海に吹き落とすがごとく、冷たいこがらしが吹いている・・・という寂しい句です。晩年の漱石の疲れが出ている句なのかもしれません。

いずれも、学校の教科書に載っていた名句です。

◆大人顔負け!子どもの俳句◆

定年後の楽しみ|俳句
『お~いお茶』の伊藤園が、「新俳句大賞」の作品を募っていますが、その受賞作です。

「化石掘る 手で氷河期に ふれている」

「夕日燃え 見てる私に 引火する」

「星の夜は 暗闇までも 透き通る」

子供の作ったものとは思えませんね!

みずみずしい感性に脱帽です。

◆友蔵 心の俳句◆

ちびまる子ちゃんのおじいちゃんの、ほとんど川柳に近い俳句が面白いです。

「俳句さえ 思い浮かばぬ 我がこころ」

酔っ払った勢いで、送別会でとんでもない替え歌を歌ったおじいちゃんが、ふと我に返って詠んだ「後悔の一句」です。パニックでおじいちゃん、頭まっ白になっちゃったんでしょうね・・・。
友蔵心の俳句|ちびまる子ちゃん
「ウニなんて わしもたべたい だけどシメサバ」

おじいちゃんと、友達の花輪君ち御用達の高級寿司屋に入ったまるちゃんは、なんのためらいもなくウニを注文しますが、財布の中身が気になるおじいちゃんがシメサバを頼んだときに詠んだ「我慢の一句」です。

毎回、友蔵じいさんの心の叫びが俳句になっています(笑)。

俳句を私達の身近なものにした、ちびまる子ちゃんのおじいちゃんの功績は大きいです。シニアのみなさんも、気軽に一句詠んでみてください。

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