シニアライフに役立つグッズ集(19)~補聴器編~
2013/11/5年をとるとだんだん、耳が聞こえにくくなってきます。
相手の言葉が聴き取りづらく、「えっ!」、「なに?」、「もう一度言って!」などと同じ言葉を何度も繰り返すことは、自分もイライラしますし、対人関係が悪くなります。
そこで、耳の聞こえをサポートするために開発されたのが補聴器です。
性能の高い補聴器が販売されていますが、耳の形やその人の聞こえに合わせたオーダーメイドとなると、かなりの高額商品です。
購入してから失敗しないように、いろいろな商品を比較して耳に合ったものを購入しましょう。
◎補聴器の種類◎
●耳あな式
補聴器は形状によって分かれていますが、最も多く出回っているのは「耳あな式」です。
耳のあなにスッポリおさまるイヤホンタイプのものです。
『デジミミ』は、デジタルタイプの簡単補聴器です。小型だから、装着後目立ちません。
●耳かけ式
耳にかけて使用します。操作が簡単で扱いやすいのはメリットですが、長時間かけていると、耳が痛くなるという欠点があるかもしれません。
『エーストーンジール』は周囲の騒音を抑えて、会話音を強調してくれる「雑音抑制機能」を搭載したデジタル補聴器です。
●ポケット式
本体を洋服のポケットに入れて、イヤホンとコードをつないで使用します。
『ポケッティオ』は、シーン別(標準、騒音下、音楽・TV用)で選べる3つのプログラムモードを搭載しています。
スイッチが大きいので、操作がカンタンな補聴器をお探しの方におすすめです。
●メガネ式
メガネのツルの部分に補聴器が内蔵されています。
メガネをかけている人にとっては一石二鳥と呼べる商品ですが、デザインが少ないのが難点です。
この商品は「骨導式」といって、耳あなから音を聞くのではなく、振動を直接頭蓋骨に与えることで音を聞こうというものです。
◎補聴器選びのポイント◎
補聴器選びで重要なポイントは、音がクリアに聞こえて、使っていて疲れにくいことだと思います。
ざっとタイプ別に分けてご紹介しましたが、補聴器も改良が進んでおり、性能のわりに安価なものも出てきています。
●デジタル補聴器とアナログ補聴器
従来からある補聴器はアナログ補聴器、現在はデジタル補聴器が主流となっています。
デジタル補聴器は音をデジタル処理したもので、複雑な加工や調整がききます。
アナログ補聴器は、機能的にはデジタル補聴器に劣りますが価格が安く、シニアの中にはデジタル補聴器の方が耳に合うという方もいらっしゃるようです。
●周囲の騒音に対応している補聴器
質の悪い補聴器を買うと、周囲の騒音も高くなります。それでは、つけている意味がありません。
デジタル補聴器は聞こえる音を分析し、音声と騒音を判別します。騒音をおさえて会話を聞き取りやすくするので、騒音の中でも会話が聞き取りやすくなります。
●音の方向がわかりやすい補聴器
道を歩いているときに、音がどちらの方向から聞こえてくるのかがわからないと、事故などに遭いやすくなります。
音の方向がわかる補聴器を購入しましょう。
●疲れにくい補聴器
メガネと同じで、長時間耳にかけていると疲れます。耳にフィットしていて、疲れにくいタイプのものがおすすめです。
補聴器は、つけているのが気にならないぐらい軽く、自然に音が聞こえることが大切です。
買いっぱなしの商品ではなく、メンテナンスが必要なものなので、家の近所の販売店で購入されることをおすすめします。
購入後に聴力や使用環境が変わったときに、販売店で音質を調整します。その際に、親切な販売員のいるお店で購入しましょう。
また、補聴器を購入する前に、耳鼻科で耳の聞こえについて相談してください。
聞こえが悪い原因がなんなのかを特定しないと、補聴器を買っても役に立たないことがあります。
補聴器の使用に適しているのは、老化により耳の聞こえが衰えている人です。病気が原因の場合は、その病気を治すのが先です。
その後、販売店で聴力の測定を行って、最適な補聴器を購入してください。
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