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【懐かしの名作映画】 古畑任三郎

2013/9/2  川喜多夫 さん

定年後の生活
刑事コロンボの大ファンだった脚本家の三谷幸喜が書いた『古畑任三郎(ふるはた にんざぶろう)』。

1994年4月にファーストシーズンがはじまり、1999年のサードシーズンまで続きます。

また、5回のスペシャルと、2006年の1月にはファイナルが放送されています。そのときのゲストは、イチロー、松嶋菜々子、藤原竜也でした。

刑事コロンボと同じ、最初に犯人がわかる倒叙形式で、古畑任三郎が犯人のアリバイやトリックをあばいて、真相を解明していきます。

真犯人をどうやって追い詰めるかが見どころとなっています。

古畑役は、二枚目俳優の田村正和。クールな田村正和のイメージが、この役でガラッとくずれました。

殺害現場にはセリーヌの自転車で現れ、好物は魚肉ソーセージ。ゴールデンハーフのファンクラブ会員で、中でもルナのファンと公言。ミーハーなところがあります。

あの頃、「ん~、おかしいですね~?」、 「もうおわかりですね」など、古畑任三郎のモノマネをする人が周囲にゴロゴロいました。

古畑任三郎の相棒(というより、いじめられ役)で、今泉慎太郎巡査が出演していますが、この役を演じているのが西村雅彦です。

西村雅彦は、今では刑事ドラマの常連となっていますが、当時は信じられないようなおちゃめな役です。

「ふるはたさぁ~ん!」と古畑任三郎にまとわりつき、テカテカのおでこをペシッ!と叩かれます。

今泉くんは回を重ねるごとに、優秀な刑事である西園寺守(石井正則)や芳賀啓二(白井晃)などに、ポジションを奪われそうになります。

古畑が神経質で嫌味な上司のため、愛嬌のある今泉くんは良い息抜きになっていました。

ちなみにどちらも独身で、古畑は「ドモンジョ」という猫を、今泉くんは「おしゃまんべ」という名前のネコを飼っています。

コメディ作家である三谷幸喜の持ち味が良く生かされた、会話の面白いサスペンスドラマでした。

ゲストには、堺正章、笑福亭鶴瓶、小林稔侍、鹿賀丈史、石黒賢、菅原文太、古手川祐子、木の実ナナ、桃井かおりなど、豪華な俳優・女優達が招かれています。

スペシャルでは、SMAPが全員出演しています。ドラマの中で古畑が「SMAPの事件解決したの、私なんですよ~」とよく自慢していました。

古畑任三郎は、刑事コロンボと共に忘れられない刑事ドラマの一つです。

【懐かしの名作劇場】
古畑任三郎 / 刑事コロンボ / 0011ナポレオンソロ / 逃亡者 / 奥様は魔女 / 宇宙家族ロビンソン / カサブランカ / サイコ / ターミネーター / ガメラ / 酔拳 / Mr.ビーン / ダーティハリー / マルサの女 / 相棒 / エイリアン / エデンの東 / 踊る大捜査線 / 釣りバカ日誌 / 家政婦は見た! / ローマの休日 / 風と共に去りぬ / ラベンダーの咲く庭で・晩秋 / 猿の惑星 / 十二人の怒れる男 / 砂の器

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