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【懐かしの名作映画】 釣りバカ日誌

2012/1/1  川喜多夫 さん

シニア|釣りフーテンの寅さんシリーズ『男はつらいよ』と並ぶであろうご長寿映画『釣りバカ日誌』シリーズが、『釣りバカ日誌20 ファイナル』で最終章を迎えました。

釣りバカ日誌シリーズが始まったのは1988年(昭和63年)、昭和がまもなく終わろうという時代です。20年続いてきましたが、三國連太郎さんも80代で、足場の悪い釣り場でのロケなどはさぞかしキツイのではないかと思います。

主人公は、西田敏行さんが演じる浜崎伝助ことハマちゃんで、三國連太郎さん演じる鈴木建設の社長スーさんとの軽妙なやりとりが楽しい映画です。

ただ、途中で、ハマちゃんの奥さん役のみちこさんが、石田えりさんから浅田美代子さんへと変わっています。また、息子の鯉太郎くんも成長するにつれ、別の子役へとバトンタッチしています。

そして、スーさんの家族はというと、奥様(奈良岡朋子)と紀子(高畑淳子)と恵(かとうかずこ)の姉妹というちょっと迫力のある顔ぶれです。
ファイナルでは、スーさんが足しげく通っている料亭の美人女将(松坂慶子)との浮気疑惑が浮上しますが、実の娘達より「女将さん親子の方がかわいい」とつぶやくスーさんの言葉がよくわかるセリフです。本宅は、居心地が悪そうですから・・・。

原作がやまさき十三(作)・北見けんいち(画)の釣り漫画なので、釣りのシーンがふんだんに盛り込まれています。

最終章である『釣りバカ日誌20 ファイナル』(朝原雄三監督作品)は、仕事で業績をあげたハマちゃんが会長賞とご褒美の釣り休暇をもらって、スーさんと北海道へ釣り旅行に出かける話です。

これまでにも北海道から沖縄まで、日本各地の釣りの穴場がロケ地に選ばれています。

北海道でハマちゃんは、釣り仲間の間で噂される“幻のイトウ”を釣りあげようと思っていましたが、地元の漁師に「そういう心無い釣り人がいるから、イトウは絶滅寸前なんだ!」という話を聞いて、せっかく釣りあげたイトウを逃がします。

北海道旅行から帰ったとたんスーさんが倒れて入院し、夢の中で「三途の川(あの世とこの世の渡し舟)」を渡ろうとするスーさん・・・。スーさんの回復祈願で、ハマちゃんとみちこさんはお百度参りをします。

ファイナルは、スーさんの退陣表明で幕を閉じますが、ひとつの時代が終わったかのような感慨を受けました。
西田敏行さん、三國連太郎さんが年をとると共に、私もいつのまにかシニアと呼ばれる年齢になりました。

「そういえば、お正月になると釣りバカを見てたなぁ・・・」と、シリーズものの映画を見返すと当時が思い出されます。
父や母と見た映画、友人と見た映画、恋人と見た映画、そして、結婚してから見た映画、古い映画を見返したときによみがえるのは、その時々に一緒に過ごしていた人への想いです。

釣りバカ日誌は、お正月になると見たくなる映画のひとつです。

【懐かしの名作劇場】
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