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【懐かしの名作映画】 マルサの女

2012/4/3  川喜多夫 さん

伊丹十三
惜しくも1997年に亡くなっていますが、本日ご紹介するのは伊丹十三監督作品です。

奥様は、女優の宮本信子さん。長男は俳優の池内万作さん、次男は池内万平さんです。

映画は、国税局査察部に勤める女性査察官を描いた『マルサの女』(1987年)が有名ですが、『お葬式』(1984年)、『タンポポ』(1985年)、『あげまん』(1990年)、『ミンボーの女』(1992年)、『大病人』(1993年)、『静かな生活』(1995年)、『スーパーの女』(1996年)、『マルタイの女』(1997年)と個性的な映画を撮っています。

夫人である宮本信子さん主演のものが多く、気丈でかつチャーミングな彼女の魅力がスクリーンに存分に出ています。

『あげまん』などは、当時の流行語にもなっています。この映画から出た言葉なんですね。

『マルサの女』は、「日本アカデミー賞最優秀作品賞」を受賞。最優秀主演男優賞(山崎努)、最優秀主演女優賞(宮本信子)、最優秀助演男優賞(津川雅彦)と、この年のアカデミー賞を総なめにしています。

さらに、このヒットを受けて、続編の『マルサの女2』が翌年(1988年)に公開になっています。

伊丹映画の面白さは、徹底したリアリティの追及だと思います。『マルサの女』では脱税の手口が細かく描かれ、暴力団組織をテーマにした『ミンボーの女』では、監督自身が刃物を持った暴漢に襲撃されて、重傷を負う事件が起きています。

それだけ、観客に訴えるものが大きいということではないでしょうか!?

遺作となった『マルタイの女』は、当時社会問題となったオウム真理教による事件がモチーフになっているようです。

社会を鋭くえぐった映画を撮っており、今も生きていればセンセーショナルな映画を撮り続けているだろうと思うと、たいへん残念です。

前に『お葬式』というそのものズバリの映画を撮っていますが、『大病人』なんかは、がんで余命1年と宣告された人の話なのにコミカルなシーンも多く、今見返してみても、過激な中に笑いが盛り込まれていたりして、楽しく見られる映画です。

あの頃より現代の方が問題山積みなので、伊丹監督ならどんな映画を撮ったのだろうかと、時折思い出されます。

【懐かしの名作劇場】
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