「休眠預金」はありませんか?
2012/5/5 屋根の上の午睡 さん政府が成長戦略に活用しようとしている「休眠預金」。金融機関への問い合わせが殺到しているようです。
問い合わせの内容は、「古い預金通帳を見つけたが、休眠口座になっていないか?」といったものです。
先日銀行に行ったら、多くの人が解約に押し寄せていました。通帳を無くしてしまったと言う人、カードの暗証番号を忘れてしまったと言う人などに対して、係の人が忙しそうに対応していました。
金融機関は問い合わせに対して、「休眠預金扱いになっていても、いつでも引き出せます」と説明しているようですが、この回答には少し説明が必要です。
政府が利用することのできる休眠預金があるとすれば、預金者が不明か亡くなっているかしている口座で、親族などの引き出しが無いと予想されるものでなければいけないと思います。
その預金口座の調査をしっかりと行った後で、活用するべきではないでしょうか?
銀行の通常の対応としては、最後の取引から10年が経過すると休眠口座にはなりますが、預金者の申し出(引き落とし)には応じているとのことです。
この休眠預金、どれぐらいあるかというと、毎年850億だそうです。
ほとんどが1000円未満で、なかには通帳も印鑑も見つからないから引き出せない・・・という人もいるみたいですね。
転職や結婚などで新たに通帳が増えるということはあるでしょう。遠くに引っ越すと、前に住んでいた場所で利用していた通帳を使わなくなる、などということもあるかもしれません。
ちなみに、海外にも休眠預金があって、たとえば、イギリスなどの時効は15年。社会的な組織への援助などに使われているようです。
休眠預金を政府が何に使うのか、その使い道が大切ということでしょう。
また、海外では、休眠預金の口座には「口座管理手数料」が必要なようです。今回の騒動で、日本の銀行にも「口座管理手数料」が導入されるような流れになりそうですね。
ただし、今回の一連の騒動にはメリットもあって、これで現在使われていない口座が解約されることになれば、銀行の預金管理の負担が減るみたいですよ。
1000円未満の預金口座などは、寄付でもよいのではないでしょうか?
若いときの10年は変化があって長いですが、年をとると10年などあっという間です。「休眠預金扱いされて、没収されたらたいへん!」と多くの人は考えるでしょう。高額の預金口座が没収されたら悔しいですからね。
家に忘れていた預金通帳がないか、探してみましょう。
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