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シニアの老後計画・・・定年後の生活に向けて(6)老人ホーム

2013/9/25 

老人ホームは、大きく「介護型」と「自立型」に分かれます。

両方の良いところを取った中間のタイプのものもありますが、いたれり尽くせりのところは費用面が高くつくようです。

比較的元気で、身のまわりのことができる状態であれば自立型、「要支援・要介護」状態なら介護型の老人ホームを選ぶことになります。

また、「公的老人ホーム」と「有料老人ホーム」があります。

公的老人ホームは、地方自治体や社会福祉法人、医療法人などが運営しており、有料老人ホームの方は、民間の会社が運営しています。

ただ、費用が安くて人気のある老人ホームには希望者も多く、優先順位があったり、入居制限があります。

公的老人ホームは費用が安いこともあり、有料老人ホームよりサービスが充実していない様子です。

シニア|老人ホーム

◎老人ホームに入るタイミングとは?◎

高齢者が増えている日本では、老人ホームに入りたいときにいつでも入れる、という状態ではないようです。

多くの老人ホームには「入居条件」があるので、介護認定を受けたときに、入居を考えていた老人ホームの条件とマッチしなくなることがあります。

入居できるタイミングを逃すと、入居できなくなることがあるので、資料を多く集めるようにして、入居条件について日頃からチェックしておいてください。

そのときの健康状態に合わせて、入居できる老人ホームは変わってきます。

◎老人ホームの入居条件◎

老人ホームの入居条件としてあげられているのが多いものは、60歳以上であること、要介護認定者であること、医療行為の必要がないこと、問題行動がないことなどです。

問題行動というのは、他人に大きな迷惑がかからないことが条件となっています。家族がもて余すほどの問題行動を起こす高齢者は、入居を断られることがあります。

しかし、なかには条件からはずれていても、要介護認定者でなくても、医療行為が必要な人でも入ることのできる老人ホームは存在します。

今の時点で希望どおりの老人ホームが見つからなくても、これからできる可能性もありますから、あきらめずに探してください。

定年後|老人ホーム

◎老人ホームにかかる費用◎

高齢者の少なかった時代には、老人ホームの数も少なく、高級なイメージがありましたが、老人ホームが増えて競争が出てきていることから、それほど高くない料金で入居できる老人ホームが増えてきています。

老人ホームにかかる費用ですが、契約型の老人ホームであれば、入居一時金と月額利用料金、介護保険1割自己負担額、その他の費用が必要になります。

入居一時金が必要のない老人ホームもありますが、その場合は月額利用料が高めに設定されているようです。

また、賃貸契約を結ぶタイプの老人ホームがあり、こちらは賃貸住宅のように、入居時に敷金や礼金などが必要になります。月額利用料金には、食費や水道・光熱費などが含まれます。

相部屋か個室の違いでも、料金は異なってきます。ひとつ提案ですが、ご夫婦での入居はもちろんのこと、仲の良いお友達との入居はいかがでしょうか?

複数で一部屋に住めば、費用の面でも負担が軽くなりますし、一人で入居する心細さからしても、仲の良い人と一緒であれば心強いと思います。

◎老人ホームの選び方◎

老人ホーム

超高齢化社会で、老人ホームの数は年々増えています。インターネットには、便利な『老人ホーム検索サイト』がたくさんあります。

特別養護老人ホーム、老人保健施設、有料老人ホーム、グループホーム、ケアハウスなどに分かれており、お住まいの地域から探すことができます。

老人ホームは首都圏に多く集まっていますが、数が多いと選ぶのに迷います。登録の少ない地方の方が、探すのに手間がかからないかもしれません。

住みたい老人ホームをいくつかお選びになったら、資料の請求ができますし、体験入居のあるところへ出かけてみてください。

家族から見た「評判の良いところ」や「手厚い介護をしてくれるところ」を選びがちですが、入居するご本人との相性が大きいように思います。

入居する老人ホームの雰囲気やお世話になるスタッフの顔ぶれなど、入居前に納得がいくまで何度か足を運び、ご本人が確認しておかれた方がよいでしょう。

また、気持ちの上で気になったことは、どんな小さなことでも問い合わせるようにしてください。その小さな違和感が、後に大きなものに変わることがあります。

老人ホームは、一度入ったら余生はそこで過ごすように思われがちですが、途中で条件が変わって退去しなければいけないような事態も起こります。その点にも考慮して、入居をご検討ください。

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