ハゲの特効薬は、なぜできないのか!?
2012/6/7 ハゲは差別用語か? さん
「ハゲ」とか「デブ」とかいう言葉は、愛称というより悪口に近い言葉だと思います。この二つに関しては、古今東西様々な研究がなされており、巨大ビジネスの市場でもあります。
多くの人が、なんとかして隠したい、どうにかして痩せたいと思っています。
「デブ」については、また別の機会に書くとして、本日は「ハゲ」の方にテーマをしぼって書きます。
加齢で頭髪が薄くなるのは仕方のないことだし、ハゲはメタボと違って病気ではないので、そこまで隠す必要は・・・と思わないこともありませんが、多くの人がア●ランスやアート●ーチャーに頼るのは、やはり見た目でしょうね。
見た目で損をするというのは、異性にモテるとかモテない以前の問題で、人間に刷り込まれている“偏見”、これは「ハゲ」とか「デブ」に対して顕著です。
「何を言う、このハゲが!」などと、その人の発言とハゲは無関係だと思いますが、なぜかセットで罵倒されたりします。
もはや見た目が悪いなどという表面的な理由ではなく、そういうバカにされ方をさんざんしてきた薄毛の人が、暑い真夏にカツラをかぶるのではないでしょうか!?
前置きが長くなりましたが、本題です。米ペンシルバニア大の研究チームが、脱毛症の男性のハゲてる部分に「プロスタグランジン」と呼ばれるタンパク質が集中していることを突き止めました。
プロスタグランジンが溜まると、毛髪が縮んでしまうそうです。そこで、このプロスタグランジンを抑制する薬とやらを開発しています。
また、別のニュースでは、東京理科大のグループが、ほかの細胞の元になる幹細胞を使って、髪の毛が生えてくる皮膚の中の器官を再現する実験に成功したと報道されていました。
幹細胞を実験用のマウスのひげの周りから取り出して、背中に移植したところ、髪の毛が生えてくる皮膚の中の「毛包」と呼ばれる器官ができたということです。
研究者が、「人でも後頭部などに髪の毛が残っていれば、自分自身の細胞でもう一度、毛包を組み立て毛髪を作り出すことが可能になる。将来は治療に使えるようにしたい」とコメントしています。
こういった毛髪に関する画期的なニュースって、けっこう耳にしませんか?
画期的な薄毛解消の研究開発が、盛んに行われているにもかかわらず、「フサフサになりました!」と言う人の報告を聞かないのはなぜなんだろう!?
もし、数ヶ月で薄毛が回復するような特効薬が発売されたら、薄毛業界ならびに育毛・発毛商品を開発しているメーカーは大きなダメージを受けるでしょう。
それを考えると、私達の知らないところで、激しい小競り合いが行われているのかもしれないなどと思いました。
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