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在りし日の名画座

2012/8/7  祭りの準備 さん

シニアと映画
30~40年くらい前、高校生から大学生の頃、映画ファンでした。とにかく映画にのめり込んでいたものでした。

当時はビデオもなく、もちろんDVDもなく、テレビの映画放送を録画する機械もなく、理由は貧乏だったからですが。そういう貧乏な映画好きの見方は名画座でした。というか、それ以外に映画を見る手段はなかったのです。名画座とはいわゆる封切りの新作ではなく、古くなった映画を2本立てで上映する二番館、三番館といわれる映画館、いまではほとんどつぶれてしまいましたが、封切りで1000円の映画入場料が、二本立てで300円とか500円とかで見られたものです。

東京でいちばん早くつぶれた名画座はおそらく渋谷の全線座でしょうか。渋谷駅の東口のロータリーから原宿に向かって数十メートルの左側にあったのですが、ホモのたまり場として有名でしたので、うら若き高校生はなかなか近寄れなかったものです。また、渋谷では今の渋谷ヒカリエの前のビル、東急文化会館の中に東急名画座というのがありました。三省堂書店の2階上でしたかね。ここは普通2本立ての名画座に珍しく1本立てが多かったものです。

名画座ではありませんが、渋谷西部の横の公園通りをのぼっていく中腹にはジャンジャンがありましたな。地下の小劇場でしたが、私はここでデビュー前の所ジョージを見たことがあります。ギター一本でコミックソングを歌っていました。

新宿ではテアトル新宿、伊勢丹を下っていって靖国通りの角の信号にありました。名画座としてはきれいで封切館みたいだったものです(いまは封切館になってますが)。また、これをはさんでアートシアターギルド蠍座、というのもあったのはご存じでしょうか。スクリーンの大きさ2メートルかける1メートル。座席数30席くらいという極小の映画館で、賞演劇もやるので椅子はなかったりもします。冷房も効いてないので修行のような映画鑑賞をしたものです。

池袋はいうまでもなく文芸座。文芸座横の奥に入り口がある文芸地下。文芸座では洋画の二本立て、文芸地下は邦画の2本立てで、非常にセンスのいい番組プログラムで週に何回も通ったものでした。

銀座は並木座。いまのプランタン銀座近くの並木通りの端っこにあった、これも独特のプログラムを組んで、主人の心意気をみせてくれたものです、これは相当長くつぶれずに残っていたように記憶します。

飯田橋の駅のホームから掘をはさんで見えたのが飯田橋佳作座。そしてその横のギンレイホール。ギンレイは現在も名画座として残っているらしいです。佳作座は洋画の名作を、ギンレイは邦画の名作をよく上映していましたな。

非常にローカルな名画座ですが、三軒茶屋シネマや三軒茶屋中央劇場も高校が近かったこともあって、よく通ったものです。三軒茶屋の交差点から246沿いに次の信号にいく手前にあったのが三軒茶屋シネマで洋画を中心に上映してましたが、その脇の車も通れないほどの細い路地の先に三軒茶屋中央というのがあって、ここは日活のロマンポルノなどを3本立てで上映している、高校生の秘めたる聖地ではありました。

極私的な名画座体験ですが、そのいずれもがバブルの大波とビデオ化の波によって消えていき、影も形もなくなってしまったのには、なんともノスタルジックな感慨にふけってしまいます。

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