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警備業はシニア男性の花形なのか

2012/8/14  就活シニア さん

定年後の仕事
清掃、警備、管理員・・・。この職種が中高年の仕事ベスト3といわれている。シニア世代の再就職の受け皿になっているといってもいい。
公益財団法人・東京しごと財団の「東京しごとセンター」(飯田橋)でも55歳以上を対象にした「高年齢者のための就職支援講習」の定番は警備、清掃、管理員である。
就業前の準備講習という位置づけであるため受講を終了したからといって就職に結びつくものではないが、定員を上回る人気だという。
同センターは若年層から高年齢者まですべての年齢層を対象に就職相談や就職活動、就職後役立つ知識、スキルを習得するためのセミナーや能力開発、求人情報を提供している。
定年後の生活
特に、中高年男性を対象にしたものが警備だろう。新聞の求人欄などにも「定年65歳」「70歳まで勤務可」といったフレーズをよく見掛ける。
しかし、中高年のひとりとしてはあまり嬉しくない。若い世代に人気がないために中高年に割り振られているだけではないのかという思いが強いのである。

先日、中高年男性を対象にした警備員募集の合同説明会を見学する機会があった。
「なるべく前のほうに。席をつめてお座りください」。後方に席をとっていた参加者たちが係員の声に尻を叩かれるようにして前方の空いているところに移動していく。開始10分前。すでに、会場となった部屋はほぼ満席である。みたところ60代前半の年齢層が多い。

競争率は6倍。なかなかの人気だが、その割には「狭き門」をなんとかくぐり抜けようとする緊張感があまり伝わってこないのだ。
30代、40代の働き盛りの中堅を対象にしたものだと、空気はとんがっていて、どこか刺々しいものが漂っているのだが、シニア世代になると事情は異なってくるらしい。
達観というか、表情に、いまさらガツガツしたって仕方がない、なるようにしかならないといった諦念に近いものがある。

受付で手渡された資料をめくっていた男性(63)は3年前に定年退職。現在、週3日、関連会社でアルバイトをしているが、この先、いつまで仕事があるか分からないという。「まだ体も自由が利くので、フルタイムで仕事をしたい。警備員だと65歳を過ぎても働けますからね」と期待を寄せる。
再就職口を警備員に選ぶ理由はそれぞれ。自己チェックシートに書き込みをしていた男性(60)は「重い荷物の上げ下ろしもないので、自分でもなんとなくやれそう」と話す。

警備の仕事は警備業法という法律で「警備業務」として大きく4つに分類されている。具体的には①施設(ビル、遊園地、駐車場)、②交通誘導(工事現場、祭礼や催し)、③輸送警備(現金、貴重品、核燃料等の運送)、④身辺警備(ボディーガード)。一般的なのは①と②である。

警備業者は全国におよそ9000社、53万人が警備員として従事。このうち東京は1900社、10万人というからまさに一極集中だ。
基本24時間勤務。ローテーションでシフト制をとっていて原則3交代。これがけっこうきついのである。その割には賃金が安い。東京だと時給に換算すると800円~900円。日給なら7000円~8000円。月給だと17万~18万円が相場。地方はもっと下がる。警備の仕事に就くために上京する中高年も増えているという。

警備業はシニア世代の花形なのか・・・。

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