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グループホームの見学

2012/8/20  頼子 さん

老後|グループホーム
今年に入ってから、一人暮らしの母に初期の認知症らしき症状が出てきました。
これまで訪問介護とデイサービスおよび、月に数回の私の訪問とで何とかやってきたのですが、日付ごとにきちんと袋分けを薬を飲みすぎてしまうこともあったりと、自宅での一人暮らしをさせることに限界を感じつつありました。

かといって、電車で2時間以上かかる我が家に母を引き取ろうと考えても、夫や子どもに多大な迷惑をかけてしまうことが心配なのはもちろんのこと、何より母が地元を離れることを望みません。

そこで考えたのが、地元のグループホームへの入居です。
幸いにも母の家から徒歩十数分という場所にグループホームがあり、なおかつ、つい最近空き部屋が出たということで、さっそく問い合わせをして、母とともに見学に行く事となりました。

恥ずかしながら、私は普通の有料老人ホームとグループホームがどう違うのかということさえあまり知らない状態でありながら、「近いから」というだけで見学を決めたのですが、実際に見学をしてみると、グループホームは予想以上に、母を安心して預けられそうな場だと実感することができました。

まず、有料老人ホームでは、基本的には入居者は「一方的に介護を受ける」という形で、たとえば料理の手伝いなどは一切させてもらえないそうですが、グループホームの場合は「入居者もできる範囲でいろいろ手伝う」というスタイルをとっているようです。そうして日常生活に刺激があったほうが、認知症の進行や身体機能の低下を遅らせる効果が期待できるのだとか。母は認知症状が出始めているというものの、身体機能はまだまだ元気ですから、こうしたスタイルはありがたいと思いました。

また、時にはスタッフが外食等に同行してくれる、というのも母にとっては嬉しいポイントでした。グループホームからほど近いところに、いくつかの飲食店もありますし、そうしたところに時々連れて行ってもらえるのは、いい刺激になりそうです。

見学中もホーム長の方が、入居者をしっかりと見守っているのも伝わってきましたし、認知症の入居者ばかりであるにもかかわらず、施設内が清潔に保たれていたのも良かったです。そして何より、見学の際に入居者の方々と会釈をしましたが、皆穏やかそうな笑顔を返してくれたのが印象的でした。

もちろんグループホームにデメリットがないわけではなく、たとえば有料老人ホームのような、「何もかもに行き届いた手厚い介護と看護」は期待できないかもしれません。ですが、小規模施設だからこそのアットホームさがあったほうが、母の性格には向いていると思えました。

母も見学後は「ここならやっていけそう」と思ったようで、来週の体験入居を楽しみにしているようです。母自身、最近の自宅生活では認知症状が出た自分に若干戸惑っていたところがあるように感じられましたが、このグループホームでなら、安心することができるのではないかと思います。

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