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人形劇フェスタ

2012/8/27  広沢寅子 さん

定年後の生活|趣味
先日、浪曲と江戸糸あやつり人形のコラボという珍しいステージを見て参りました。

ところは信州飯田。
知る人ぞ知る人形劇の町です。ここでは毎年8月の第1週に人形劇カーニバルという町をあげてのお祭りが行われていまして、1978年から始まって今年で34年目。
日本各地はもとより海外の劇団も参加するという盛況ぶりで、江戸あやつり人形もそのフェスタ公演のひとつです。

人形劇と言えば子ども向き、かつてはテレビでも「ひょっこりひょうたん島」「紅孔雀」「プリンプリン物語」「三国志」最近では「三銃士」などが放送されていますが、あれらは「棒あやつり人形」。つまり手足体を動かすための「棒」がついていて、舞台下で人形遣いがそれらを巧みに操作して動かしているものです。
糸あやつり人形は、ご想像のとおり棒のかわりに糸で吊って上から操作します。人形の大きさは60cmほど。江戸あやつり人形は350年の歴史があり、遣い手の上條充さんらによって自在に動く人形は、本当に生きているかのよう。
人形の息づかいは25本からなる糸を絶妙にさばくことによって生み出されます。指先足先までの人間ような精緻な動きは驚くばかり。さすが伝統のプロの技です。

第1部は、人形の歴史やつくり、そして人形の「踊り」がメインでしたが10分の休憩をはさんでの後半は浪曲とのコラボレーションで怪談「牡丹灯篭」です。
浪曲師は「瑞姫」(たまき)さん(女性)。
浪曲は節(ふし)とよばれる歌の部分(いわゆるナレーター)と啖呵(たんか)とよばれる劇中のセリフの部分があり、それを曲師が習得するのに「節3年、啖呵5年」と言われるほどの精進が必要だと言われています。

瑞姫さんの朗々とした張りのある声は素晴らしく、哀愁のある三味線の音色とともに観客を怪談の世界にいざないます。
死霊となったお露(つゆ)は下女・お米(よね)に付き添われて、牡丹灯篭を手に毎夜恋しい新三郎のもとに通います。カラン、コロンという下駄の音を響かせながら・・・。新三郎が死霊に取り付かれていると知った占い師は、部屋にお札を貼り新三郎に金無垢の小さな海音如来像を持たせてお露らを遠ざけようとします。ところが、欲に目がくらんだ新三郎の下男・伴蔵とお峰の悪だくみで新三郎の命は・・・、よく知られた牡丹灯篭のお話。

うねるようにかき鳴らされる三味線に波打つような強弱の瑞姫さんの声。それにあわせて動く魂が宿ったかのような糸あやつり人形。
怪しいまでの世界にぐいぐい引き込まれます。

瑞姫さんは、お峰役をご自身で演じられ、伴蔵=人形との掛け合いもすばらしく、人形劇フェスタならではの粋なコラボを堪能することができました。
観客はどちらかといえば年配のかたが多かったですが、中高生ぐらいであれば十分楽しめると思います。
私も浪曲は初めての体験でしたが、興味をひかれた演芸で趣味のひとつになりそうです。

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