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散骨について

2012/11/7  良治 さん

定年後の生活
人が亡くなれば、葬式を上げて荼毘に付し、先祖代々のお墓に入るというのが一般的な流れですが、最近ではそうした一般常識を越えて、散骨してほしいと願う人も増えています。

無宗教だから、海が好きだから、お墓がないから、など理由はいろいろありますし、海外でも散骨する風習を持つところもあります。たとえば、バリのある島では、人が死ぬと、まず土に埋葬します。それを4年ごとに掘り起こして(完全に骨になっています)、今度は火葬にして灰にします。それを持って最後に川に流すという合同葬儀を行っています。

日本でも散骨自体は禁止されているわけではありません。埋葬等を行う場合の手続に関わる法律である「墓地、埋葬等に関する法律」に、墓地や埋葬に関する手続が定められていますが、その中に散骨については特段触れられていません。ですから、理屈の上からはどこに散骨しても構わないわけです。

散骨には海に散骨する海洋散骨、山に散骨するもの、樹木の根本に散骨して樹木と一体化する樹木葬、自然の中に散骨する自然葬、飛行機から散布する空中散骨などの種類があります。将来的には遺灰を宇宙に飛ばして衛星軌道上に乗せる宇宙散骨も数年後にはビジネス化されるかもしれません。「節度を持って」散骨している限りはどこにどう散骨しても問題はありません。

節度というのは、たとえば、山の中の小川に散骨するとして、そこが水源地だったとしたら、その水を飲料する住民はあまりいい気持ちではないでしょう。まさか町中に散骨するようなおかしな人はいないでしょうが、山中の他人の土地に無断で散骨することもトラブルの種になりかねません。

海に散骨する分にはそうしたトラブルはほとんどありませんが、たとえば養殖場の近くでの散骨は避けるとかの節度は求められます。沖合に出ればいいことなんですけどね。また、散骨といっても遺骨を塊のまま散骨するのは節度を失っています。ですから、遺骨は細かく砕いてパウダー状にしてから散骨するのが一般的です。

そういうところから、散骨で多いのはやっぱり地上よりも圧倒的に海。海洋散骨です。散骨そのものには決まった儀式はありません。ボートで沖合に出て、遺灰を入れた紙袋(水に溶けるもの)から遺灰を出して散骨し、その紙袋も海に流します。また、水に溶ける素材で作ったリースや、花びらなどを流して供養します。葬儀社でもこうした一連の散骨式を扱っているところがあります。最後に鐘を鳴らしたり、散骨した周囲を三周したり、と若干の違いはありますが。

地上での散骨も基本的には同じ手順です。骨をまいて最後に手を合わせる。お坊さんに読経してもらうこともあるそうです。

ただ、散骨して時間が経つと、遺族の方は故人に手を合わせるところがなくなっていることに気づくそうです。墓があれば墓に参れるけれども、海に流したら広大な海に手を合わせるのも寂しい。

そのために、遺灰の一部をペンダントに収めるとか、小さな壺に入れて仏壇に飾っておくとかしておくと、気持ち的に楽になります。

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