定年生活.com トップ» 学ぶ » アナログ保存の大切さ

アナログ保存の大切さ

2012/11/12  カメ&アンコウ さん

シニア|デジカメ
数年前にちょっと高性能のデジカメを買ってから、私たち夫婦にとって老後の一番の楽しみとなったのは、可愛い孫の写真をデジカメでどんどん撮ること。
デジカメでとにかくたくさん撮った画像をパソコンに入れ、ピンボケなどの写真は削除して、パソコンの中に孫のアルバムを作っておりました。

パソコンを起動すれば、いつでも孫の可愛い姿が見られる。そんな毎日に、とても満足していたのです。

ところがある日、予想もしていなかったアクシデントが起こりました。
いきなり、パソコンがちゃんと起動しなくなったのです。電源を入れても英語のメッセージらしきものが出るだけで、いつもの画面が出てきません。

困りました。大切な孫の画像はパソコンの中にあるのに、それを見ることができない。
パソコンが二度と起動しなければ、これまで撮った孫の画像を見ることも二度とかなわない。そう気付いた時、夫婦ともに真っ青になりました。

長男がパソコン関係の仕事をやっていたので、何とかならないかと電話してみたところ、「絶対にそのパソコンをそれ以上触らないように」と言われました。
その日の夜にはさっそく長男が来てくれて、別のパソコンを持ってきました。そしてそのパソコンと、私たちのパソコンをケーブルで繋いだりして、何とか孫の画像を取り出してくれたのです。

長男に「助かった、ありがとう」とお礼を言ったところ、「大事なものはちゃんと別に保存しておかなきゃだめじゃないか」と怒られました。保存用のUSBメモリーをもらって、そこへの保存方法を教えてもらい、「写真以外にも大事なものはここにもちゃんと保存しておくように」と言われました。

これに懲りた私たち夫婦は、孫の画像をパソコンに入れるだけでなく、もらったUSBメモリーにも入れて、さらに、昔のようにプリント現像もするようになりました。ブリント現像なんて、お金もかかるしアナログだしと思ってここ数年は全くやっていませんでしたが、きちんと現像して手元に置いておけば、万が一パソコンとUSBメモリーが同時に壊れるようなことがあっても、最悪の事態は免れると思ったのです。

このことがきっかけで孫の写真は全て「アナログなプリント現像でも保存する」という状態になったのですが、結果としては、プリント現像の費用はかかるものの、満足しています。なぜかというと、プリント現像して「写真」という形に残すからこそ、パソコンを起動させなくても孫の可愛い姿が見られるし、何よりも「周りの皆といつでも一緒に写真を見られる」というのが、パソコン保存とは一番違う点なのです。

今は、孫に会う時、孫の写真のアルバムを時々持っていくのですが、そうすると孫自身も自分の写真を興味深そうに見ています。パソコンに画像を保存していただけの頃は見られなかった、こうした姿を見られるようになったのも、アナログ保存のおかげ。今さらながら、その大切さを思い知らされました。

関連する特集記事

シニアエイジによるデジタルカメラの楽しみ方(1)

シニアエイジによるデジタルカメラの楽しみ方(2)

シニアエイジによるデジタルカメラの楽しみ方(3)

シニア向け特集記事

<お金や暮らしに関する特集>

 
老後の不安
(1)健康・お金  (2)働く  (3)過ごし方

老後の計画
(1)お金  (2)個人年金保険  (3)医療保険  (4)確定申告  (5)住宅ローン  (6)老人ホーム

老後の生活と年金
(1)把握編  (2)対応編  (3)独立編

定年後の生活費、どれくらい必要? / 退職時の貯蓄、どれくらい必要? /
年金生活・・・老後のお金について考える

定年後
エンジョイライフ / 貯金半減 / 月20万で楽々 / 無収入・一人暮らし /
健康オタク / 熟年離婚 / 熟年結婚 / 教育費貧乏

シニアの群像
(3)田舎暮らし  (4)海外暮らし  (5)野菜づくり  (6)写真展 

<働くことや仕事に関する特集>

元気で働く
64歳男性、看護 / 63歳女性、保育補助 / 58歳女性、クリーニング&パン

定年後
まだ働いています / 仕事がしたい  /  60歳からの働く /
会社に残れたものの / 早期退職か居座りか / 失業しています

定年後も働こう|定年後の独立開業 / シニア夫婦が自宅でしている仕事

シニアの群像
(1)異業種交流  (2)職探し  (7)独立開業

学ぶに関する特集・投稿リストへ
 

トップページに戻る



定年生活ではLINEのお友達を募集しています☆以下のQRコードからお友達登録をしていただきますと、LINEだけでのお役立ち情報をお届けします。
定年生活ではLINEのお友達を募集しています