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独居老人としての生き方

2011/7/6  浪速千栄夫 さん

定年後の生活|独居老人年齢を重ね、老いていく身寄りが無い私たちにとっては老後は楽しく豊かに生きるなんて到底出来る訳ではありません。
私たちが住む府営住宅の9割近くがお年寄りで、府営住宅の老朽化に伴い若い世代の所帯持ちの人が引越しして居なくなる事は悲しい限りです。
知らぬ間に人と人が接しなくても生きて行けて、人同士が支えあう事が出来なくてもいい「無縁社会」が出来上がってしまい、近頃では人の笑い声が聞こえなくなったような気がします。

こんな環境ではいつ亡くなっても分らないでしょう。まさしく「孤独死」が切迫している私たち独居老人の不安は募る一方です。
定年後まだ日が浅く、少し経済的に余裕がある独居老人はホームヘルパーの派遣を行う方も居ますが、約2割のお年寄りが寝たきりの状態です。
昔はこの府営住宅も明るく、子供の遊ぶ声やわめき声や小さい子供を持つ親御さんの声が賑やかに響いてました。もちろん府営住宅の周りには賑やかな商店街もあり、近くの小学校がある事で「子育てにやさしい府営住宅」とか「徒歩10分親子にやさしい」と当時完成した府営住宅にはいいキャッチコピーが付いていた時代もありました。

時代も流れ40年、当時建っていた小学校で学び、そして巣立って行った子供たちも今ではもう大人です。親との同居を拒み、住もうとしないのはこの府営住宅の老朽化が関係しています。
日々の寂しさに震える私たちに光明を差したのは幼稚園の園長さんで、公民館で新しい幼稚園についての説明と挨拶がありました。

「この度、この府営住宅の横に幼稚園を開園する事になりました。今の子供は祖父母と暮らす習慣がなく、触れるきっかけも無いんです。ふれあいの場を提供させて頂きますのでご協力お願いします。」
公民館では幼稚園の園長さんはもっと私たちに外に出て、子供に触れて色々教えてやって欲しいといってくれた。子供に触れるきっかけも無い私たちにとっては大きい出来事だと思う、特に昔の遊びを伝えて欲しいと懇願されとても嬉しい気持ちで一杯になった。

子供に触れることにより考え方が前向きになれば生き方も変わる。今回の話で独居老人同士力を合わせ、いつの間にか団結力が生まれてきました。生きるという事はお互い支えあい励ましあう事、分ってるようで分っていなかったかもしれません。
府営住宅内で幼稚園が出来た事で、私たちに生甲斐を与えてくれた園長さんに感謝したい気持ちで一杯です。

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