心筋梗塞などで救急搬送された人の6割が、倒れる前に「胸の痛み」や「息苦しさ」といったなんらかの兆候を感じていたらしいです。

がんは早期発見が大切というのはよくいわれることですが、さまざまな病気のサインのようなものがありますので、書き出してみました。

●締めつけられるような胸の痛みは「狭心症」や「心筋梗塞」。

●ハンマーで殴られたような頭痛が起こる「クモ膜下出血」。

●手足がしびれ、左右の半身の力が抜ける「脳梗塞」。

●風邪をひいてもいないのにセキが出る「気管支がん」。

●のどに食べ物がつかえるような違和感がある「食道がん」。

●空腹時にみぞおちあたりが痛む「胃潰瘍」。

●腹部の右下が、押すときより離すときの方が痛い「盲腸」。

チェックのポイントですが、自分の普段の体の状態を知っておくことが大切です。明らかな変化が出ている場合、それはなんらかの病気のサインかもしれません。

●目／白目の部分をチェック！黄色くにごっていたら、肝臓に障害が起きている疑いがあります。

●舌／舌を出してみて、白かったら「肝臓ガン」、黒かったら「副腎がん」、赤かったら「胃炎」、青紫がかっていたら「心臓病」に注意です。

ほかには、舌が肥大していたり、歯の跡が残っていたり、ヒビが入っているなどというのも、体調悪化を示していることがあるようです。

●口臭／内臓に病気があると、口臭に影響が現れます。腐った卵のようなニオイがする場合は、胃腸の病気が疑われます。

●爪／白っぽくなるのは「肝硬変」、黄色い爪は「肺疾患」、先端が茶色くなるのは「糖尿病」や「膠原病（こうげんびょう）」。肝臓機能が低下すると、爪の表面に縦にしま状の筋が出てきます。

また、爪が丸みを帯びて指先がふくれあがる「ばち指」という症状は、「肺がん」患者に多いそうです。

●尿と便／排泄物ですね。尿が泡だっていたら「糖尿病」、尿の出が悪くなる「前立腺がん」。便が黒っぽかったら「大腸がん」の兆候があるとされています。

病名については最悪のケースですが、以上のような症状が出ましたら、病院を受診してみてください。さまざまな病気が、健康診断で発見されることも少なくないようですから。

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