TPPは戦略兵器
2013/2/7 悦次郎 さん
TPP論議が活発になっています。TPPに参加するか、拒否するか、日本の行方を左右するものですから、どんどん論議が盛り上がればいいと思います。ただ、誰も触れていない論点が一つあります。
これに比べれば、農業問題など枝葉末節に過ぎない。この一点においてTPP推進論者は売国奴だと言っても過言ではありません。それは何か。
貿易は兵器であるということです。わかりやすいのは、レアアースの問題です。昨年、中国が反日の武器として使ったのがレアアースの輸出規制でした。
3年前にもこれやった時は、日本企業が直撃を受けました。これはきつかった。
味を占めて同じことを昨年もやったけど、これはブーメランで自分のところに戻ってしまっただけ。
他の国でのレアアース調達や代替原料の開発などで、圧倒的な武器だった中国のレアアースは武器としての力を失ってしまったのです。
しかも、中国がレアアース持っていてもただの土。使い道も加工の仕方もありません。つまりですね、その国の特性たる原材料や製品は「武器」になるということです。
世界規模の戦争がもはや起こりえなくなっている状況で、世界を相手に戦争するにはその武器は経済戦争であるということです。実は日本はその武器を豊富に持っているのです。たとえばレアガス(希ガス)などは、半導体生産や電子製品生産に欠かせないガスなんですが、これを生産しているのは世界でも日本がトップ。
ネオン、クリプトン、キセノンというガスの名称を聞いたことはあるでしょう、すでに製品に応用されていますが、こういうレアガスがなければ、世界の半導体生産は即日止まってしまうわけですね。
レアアースなどとは比べものにならないくらいの強力な武器を日本は持っているわけです。そのほかにも高分子吸収材とか、中間原材料などは日本の独壇場といっても過言ではない。
調べれば驚くほどの日本独占の実態がわかるはずです。もちろん、自動車部品なども日本の品質は独走している。そういう部品や原材料の供給をストップすれば、中国やら韓国なんかあっという間に干上がってしまうわけです。
関税ちょっと上げるだけで深甚な影響を受ける。アメリカだってたいへんだ。戦争の兵器に代わる「武器」を日本はたくさん持っているわけです。TPPはこれを手放せ、というどこかの筋からの圧力なのですよ。
しかもいったん手放したら二度と戻すことはできない仕組みなわけで、丸裸になってしまっていいのか、というのがTPPの本質なのです。TPPによる農業への影響も同じで、これはアメリカや豪州の日本に対する「武器」なわけです。
農業を明け渡して彼らに武器をフリーハンドで渡していいのかということ。農民の生活なんてとりあえずあとの話。
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