住めば都

2013/3/27  終の棲家 さん

定年後の生活|終の棲家
私の住んでいる市には、震災後福島(南相馬)から移住されている人々が20名ほどいらっしゃいます。家を失くし、いやおうなく追われ、住むところを限定された人々のことを思うと本当に気の毒でなりません。

先日の地方ニュースのなかでこのうちのひとつの家族の日々が紹介されていました。70代の夫婦と40代のふたりの息子、四人家族です。
長男である男性は、「僕ら兄弟はどこに住んでも、住めば都になるけれど、年老いた両親にとってふるさと以外は都にはならない」とおっしゃっていました。

海釣りが好きだったというお父さんは、海のない山国にはなじめないのかもしれません。
番組の中で、久しぶりに釣り(釣堀)に出かけたお父さんの笑顔が映っていましたが、はじけたように嬉しそうでした。

世の中には定住志向の強い人と、あまり荷物を持たず、身軽に住むところを変えるのを好む人がいます。ひとり身であれば転居も容易ですが、結婚して家族ができ、家を購入したりするとそうやたら移動できないは確かです。

私自身、学生時代に3回引越しをし(住むところを変えたかったから)、卒業後は実家のある都道府県とも、大学のあった都道府県とも関係のないところで仕事を得て、数年ののち退職してこんどは海外に1年と少し住みました。
その後は実家のある都道府県に戻り、就職して結婚し、家族もできたので家を買い、根が生えたように17年も同じところに住んでいます。

あちこち旅行に行くたびに、ここだったら住んでもいいな、と思うところをいくつもみつけます。さすがに海外へ移住しようと思うほどのエネルギーはもうありませんが、国内であれば行く度にそう思ってしまいます。
今の野望は、子どもが学生を終え、主人が定年退職したら関西地方の、大きな湖のある県に移住することです。

寒いのが苦手で今住んでいるところが北限と決めている私は温暖な南もしくは西に心ひかれます。山に囲まれ、すりばちの底から仰ぐように空を見上げているここよりも、 広く開けた土地にあこがれるのです。田舎暮らしが長いので都会に住むことには抵抗がありますが、ある程度の公共交通機関があるところのほうがよいでしょう。いつか車を手放さなくてはならないでしょうから。

いくつもの引越しをするたびに感じたあの不安と期待。新しいまちの通り、店、景色、におい。その土地の四季のうつろい。
ふるさとは原風景として絶対に忘れることはありませんが、どこに住んでも素晴らしい何かがあることは確かです。

この季節にいつもそんな気がするのは、やはり旅立ち(卒業・入学・就職)の季節だからでしょうか。

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