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懐かしの円形計算尺

2013/4/18  カルク さん

定年後の生活|父
3月に父が亡くなった。享年92歳だったので、男性としては大往生と言うべきか。
大病をすることもなく、現役時代は仕事に打ち込み、年金生活に入ってからは結構好きなことを楽しんでいた、幸せな人生だったのではないかと思う。

私も、ようやく迎えた年金生活を、父のように楽しんでいきたい、と思ったほどだ。

そんな父の遺品を整理していると、古い手帳の中から懐かしいものを見つけた。
それは、「円形計算尺」だ。

電卓が普及する前によく使われていた計算尺。真っ直ぐな定規のようなタイプと円形タイプとがあったが、私が昔使っていたのは円形タイプだった。
円形計算尺は紙とプラスチックのカーソルをクルクル回すだけでさまざまな計算ができる、という、楽しく不思議なものだった。
こんなものをずっと残していたとは、物持ちが良い父らしい、と思った。

それにしても、世の中から円形計算尺が消え始めたのはいつごろからだっただろうか。私も、ここ数十年は計算尺などまるで見かけていなかったような気がする。ソロバンよりも早く世の中から消えた印象がある。そんな懐かしい存在を目の当たりにして、何だか少し嬉しい気分になった。

円形計算尺を眺めながら懐かしそうにしている私を見て、娘と孫がそれは何なのかと聞いてきた。「これで計算ができるんやぞ」と言っても、娘も孫も信じてくれない。妻も円形計算尺の存在は当然知っていたので私の言い分を擁護してくれたが、それでも娘と孫はまるでピンと来ないようだ。
無理もない。今は「電卓で計算をする」というどころか、電卓を持たなくとも携帯やスマホが電卓代わりに使える時代なのだから、電池ひとつ使わない、こんな古いタイプの計算機の存在など理解できないだろう。

それならば、これで計算ができるところを見せてやろう、と思って、さっそく父の遺品であるその円形計算尺を使おうとしたのだが、残念ながらもう使い方をほとんど忘れてしまっている上に、円形計算尺が古すぎて歪んでおり、回転もスムーズに行かない。

このままでは悔しいので、新しい円形計算尺を買ってきちんと使い方を覚え、娘と孫にできるところを見せてやろう、と思ったのだが、地元の大きな文房具店でも、もはや円形計算尺は絶滅種となっていた。

ならばインターネットで、と思って探したら、今度はようやく見つけられたものの、サイズも種類もいろいろあって、どれを選べばいいのか分からない。円形計算尺とはこんなにもいろいろあったのかと思った。最終的に、今手元にあるものと同じくらいのサイズで、ごく基本的なタイプとされているものを選ばせてもらった。

そして昨日、新しい円形計算尺が届いた。説明を読めばすぐに使いこなせるだろうと思っていたが、忘れていることが多すぎて、覚えるのはなかなか難しそうだ。しかし、これを覚えようと努力することは、頭の体操にもなって認知症防止に役立つはずだぞ、と自分に言い聞かせ、頑張る所存だ。

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