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ハリウッド映画界の名匠、逝く

2013/5/30  真由美 さん

思い出の映画
まだコンピューターグラフィック技術もなかった頃、ストップ・モーションという技法で特撮映画を作り続けた名匠がいた。

あのキング・コングの特撮技術を担当したウィリス・オブライエンの弟子、レイ・ハリーハウゼン氏だ。
そのレイ・ハリーハウゼン氏が先日、92歳で亡くなったと、インターネットのニュースで見かけた。92歳と言えば大往生とも言っていい年なのだろうが、残念な気持ちだ。

私はハリーハウゼン氏の映画が大好きだった。今でもビデオテープやDVDを所有しているだけでなく、映画に出てくる怪物のフィギュアも持っているほどだ。
確か、私がハリーハウゼン氏の特撮を最初に見たのは、「シンバッド七回目の冒険」だったかと思う。その頃私はまだ学生だったが、すごい映画だという噂は聞いていたので、父にせがんで映画館に連れて行ってもらったのを覚えている。

あの時の衝撃は忘れられない。
日本の王道的な特撮手法である、着ぐるみの中に人が入って演技をする、というやり方では到底作れない、ストップ・モーションならではの多彩な怪物たちの姿が圧巻だった。ガイコツ剣士との戦いが特に衝撃で、当時の私は、その怪物たちが作り物だということも忘れて、まるで自分が異世界に入ったかのような臨場感を味わっていた。

やっぱりアメリカの特撮はスケールが違う、と、それ以来ハリーハウゼン氏の特撮技術の魅力にとりつかれてしまった。日本でハリーハウゼン氏の特撮が見られる機会があれば、できるだけ足を運ぶようにしたものだ。

今は特撮と言えばコンピュータグラフィックが駆使され、どんな怪物のどんな動きでも作れるようになっているようだが、やはり私は、あのストップ・モーション時代の特撮が好きである。
コンピューターグラフィックと比べると動きはぎこちないかもしれないが、キャラクターとしての確かな存在感は、ストップ・モーション時代のほうがあったと思うのだ。
限られた技術の中で最高の特撮映像を、という意気込みがこちらに伝わってくるからなのかもしれない。

それにしても、私が若い頃は、まさに現役バリバリだったハリーハウゼン氏が亡くなったとは、私も年をとったものだなと思う。ハリーハウゼン氏の子供時代からの親友であったレイ・ブラッドベリ氏も昨年に亡くなっているし、プロデューサーとして長年ハリーハウゼン氏と共に映画製作に携わってきたチャールズ・H・シニア氏も2009年に亡くなっているようだ。それだけ、ハリーハウゼン氏の時代から多くの時が流れているのだろう。

ここ数日は、ハリーハウゼン氏を偲ぶ意味で、DVDを引っ張り出してきて、彼が特撮を手がけた作品を次々と鑑賞している。映画の内容そのものはあまり重視せず、早くハリーハウゼン氏のストップ・モーションのシーンが出ないかとソワソワしながら見ている様は、決して、正しい映画鑑賞のあり方とは言えないが、私にとっては、それほど衝撃と感動を与えてくれた人だったのだ。

レイ・ハリーハウゼン氏のご冥福を、心よりお祈り申し上げたい。

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