過保護?
2013/7/9 草薙 さん
子どもが所属している少年野球では、親当番があります。同じ地域で活動するサッカーチームには親当番がなく、それゆえかサッカーチームの所属人数は野球の倍。おそらく親の負担が敬遠されているのでしょう。で、この親当番というのは練習日に各学年ごと保護者が1ペア(つまり1学年2人)練習のお手伝い、つまり監督やコーチのアシスタントを務めるのです。
低学年ならともかく、高学年、五・六年にもなればとてもじゃないですが母親では無理です。球が捕れませんし、危険です・・・・・・。夏季になると、水分補給が必要なのでキーパー(ウォータージャグ)に麦茶やスポーツドリンクをつくって持っていくのも仕事です。子どもたちはそれぞれ水筒を持参しますが、足りなくなってしまうことがあり、予備のためです。
で、ここまではいいのですが、最近はちいさなタオル(人数分)を用意し、バケツに水をくんでおしぼりを作ります。
試合のあいまにそれを子どもたちに渡すサービスが始まったのです。えっ!? そこまでやるの?と思うのは私だけでしょうか。
だって、子どもたちは「野球をやらせてもらってる」立場でしょう(無理やりやらされていると思っている子どももいるかもしれませんが)?
そこまで至れり尽くせりにする必要があるのでしょうか。おしぼりサービスは試合中に2回ぐらいはありますから、2試合だと親がバケツの水を汲みなおしたりします(ぬるくなるし汚いかららしい)。
暑いときの過剰・過激な練習は禁物です。それでも冷たいおしぼりサービスはどうかと思うのです。
そもそもそれが始まるきっかけとなったのは、練習試合の相手のチームがそれをやっていたからなのだとか。自分の子どものチームにも同じようにやってあげたい、ということなのでしょう。今日の練習試合のあと、相手チームからバナナの差し入れがありました。
もしかして今度も同じことをやろうってことになりはしないか・・・・・・限りなく心配です。
それでプレーがよくなるかっていうと、どうなんでしょう。アウトになっても小走りで戻ってこない、声が小さい。そして今日の練習試合では四人が泣きました(絶句)。
ひとりは捻挫が痛くて。ひとりは満塁時に三振だったから。もうひとりは走塁ミスで叱られ、最後のひとりはピッチャーで、逆転サヨナラ負けをしたから(彼はボールをたたきつけ、安打を許したとチームメイトをののしった)。息子は別の野球教室にも通っているのですが(なにぶん少年野球チームの練習量が極端に少ないため)、そこはすごくシビアです。
まず、保護者の当番はなし、自分たちで必要な水分を持ってくるのが基本。足りないのは本人および保護者の責任。おしぼりなど論外。人数が少ないので、ごくたまに飲み物とかアイスクリームの差し入れをすると飛び上がって喜んでくれます。彼らは非常に礼儀正しく、何かサポートをしてあげたいな~と思わせるほどの練習をしています。
冷たいおしぼりもバナナも結構ですけど、もっとストイックになれないものでしょうか。
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