シニアの声(44)若者よ、たくましく!
2013/8/23 かざぐるま さん
夏の甲子園が終わりました。
勝った前橋育英、負けた延岡学園と、明暗が分かれましたが、どの選手の姿にも、全力を尽くした後の、清々しさが感じられました。
喜びを爆発させる選手、悔しさに涙をぬぐう選手、甲子園で戦ったすべての選手には、甲子園の経験が、人生を生き抜く貴重なバネになると確信します。同じ日の新聞の朝刊に、「心の病にかかるサラリーマンが増えている」という1面トップ記事が掲載されていました。
記事によると、心の病の受診数が2011年度までの3年間で2割も増えたということです。心の病というのは、うつ病やストレス、精神性障害などですが、そうした病を訴えるサラリーマンが増えたのは、バブル経済崩壊後の1990年代からといわれます。
不況によって、リストラや配置転換、自宅待機など、雇用不安の増大が大きな要因のようです。
また、長時間労働や、業務成績に対する会社からの厳しい締め付けなども、理由の一つとされています。中には、上司とのコミュニケーションがとれない、同僚からのいじめに耐えられない、というのもストレスを加速させているようです。
ひるがえって、私たちシニア世代の現役の頃は如何だったでしょうか。
現在も現役のシニアの方は多いと思われますが、20代、30代の働き盛りだった頃を振り返ると、心の病などという言葉自体、あまり耳にしなかったのではないでしょうか。
「猛烈社員」「企業戦士」などの言葉がマスコミを賑わし、ひたすら仕事に全力投球したシニアの方々が多かったのではないかと思われます。もちろん、当時は「右肩上がり」の時代であり、バブル崩壊後の現在とは違います。
しかし、それにしても、「上司とのコミュニケーションがとれない」「同僚からのいじめに耐えられない」などというのは、子供の頃に育った環境が影響していると思われてなりません。
少子化の時代、過保護で育てられた環境や、お受験に明け暮れる家庭では、子供のたくましい精神は養われないのではないでしょうか。
小中学校でのいじめの頻発とも関係がありそうです。野球に限りませんが、一つのことをやり遂げる、たくましい精神を育てることが、家庭や学校における大きな役目のように感じます。
シニア世代の子供たち、孫たちのこれからの人生のために、私たちのやるべき仕事は、まだありそうです。シニアの声
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