「私の履歴書」のことで日経新聞に抗議しました
2013/12/1 初冬の庭 さんやや物騒なタイトルだが、私は日経新聞が嫌いではない。むしろ愛読者であり、40年近く読み続けている。
私の好きなコーナーが「私の履歴書」であり、毎朝楽しみにしている。
功成り名を遂げた人が一カ月にわたり執筆するのだが、見ていると3種類くらいにパターン化される。
1.大物の政治家や経済人や官僚が、思索の深さと経験の豊富さに裏付けられた話を書く
2.たたき上げの政治家や経済人が、人間くささを前面に出しつつ、いかに勝ってきたかを書く
3.学者、俳優、スポーツ選手など、特異な体験や独特の個性を有する人が、その人ならではの話を書く
一カ月間の連載なので、どうしても執筆者のレベルが出てしまう。
大物でも「意外につまらない」とか、スポーツ選手で「若いころは不良だったが、成長して今は凄い人」というようなこともあり、執筆者の人となりを想像しながら読むのが楽しみである。
35年も前の連載だが、今までで一番感動したのが森繁久弥。
面白く読みながら、人間としての大きなスケールを感じさせてくれたものである。
さて、本論であるが、この11月に連載していたプレハブ住宅メーカーの会長W氏の履歴書のことである。
この人は典型的なたたき上げだから、2.のパターンで、これまでの執筆者は「イヤな奴だが尊敬できる」とか「人間くさくて憎めない」という読後感が多かった。
しかしである。W氏は、自分の自慢話と会社の宣伝に終始しているのだ。
ひたすら自分の功績と会社名の羅列なので、さすがに辟易した。
そんな話読みたくないですよということで、途中から読むのをやめてしまった。
「私の履歴書」の愛読者としては、極めて異例のことである。
従って、これも異例のことだが、日経新聞に電話をしてみた。
読者相談室とかいうセクションに回してくれたので、W氏のような人物に執筆させたことにつき淡々と抗議したところ、皆さん同じことを思うらしく、抗議が殺到しているとのことだった。
そうだろう。正常な反応だと思う。
意見の一つとして、編集に伝えてくださいとお願いして、電話を切った。
記事に違和感があった時は、新聞社に電話して反応を聞いてみるのも悪くない。
さあ、次回の「私の履歴書」に期待しよう。
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