社内公募制度
2014/11/20 田舎の おじ さん「引き継ぎの件でお話したいんですけど。」デスクのパソコンから目を上げると、K君が神妙な顔をして立っている。K君は入社時から目をかけて来た、私の自慢の部下である。今、重要なプロジェクトのサブリーダーとして活躍してもらっている。無論、引き継ぎなど命じた覚えもない。
思わず「何を言ってるんだい?仕事に白熱して、頭に血が上ったのかな?」と半分茶化して応対した。すると、K君は更に真剣な顔になり、「実は、○○部の社内公募に応募し、合格通知をもらいました。○○部は前から行きたかったところですので、是非異動したいと思います。それで、現在の業務の引き継ぎについて、ご相談させていただきたいのですが。」「えっ!なんだよそれ。異動なんて認められるはずないだろ。君に抜けられたら、今のプロジェクトがどうなるか、よくわかるだろう!」思わず、息を荒げてしまった。
確かに昨年から、社内公募制度なるものが導入され、人材を必要とする部署が公募をかければ、誰でも応募することが出来き、合格すれば、その応募者の上司は承諾せざるを得ないこととなったのであった。しかし、自分の身に振りかぶってくるなどとは思いもよらなかった。しかも、手塩にかけて育てた部下が、こんなかたちで去って行くことになるとは想像もつかなかった。
昔は、異動と言えば、上司に呼ばれ「君は、来月からxx部ね。」と言われてお終い、自ら選べるなんてこと絶対無かったんだけど....社内の変化に対応出来なくなって来た私は、もう潮時なのかもしれない。
その後K君は、引き継ぎ相手が見つからないまま、意気揚々と○○部に異動してしまった。残されたプロジェクトチームは、他のチームメンバーでK君の業務を分担せざるを得なくなり、各人の負担が重くなった。
それにしても、こんな制度、弊害の方が大きいのではなかろうか?
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