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できる人ができる時に…プチ介護

2011/9/4  雛子 さん

定年後の生活|介護実家の父は還暦を迎えた頃、脳梗塞を患った。幸いにして重度ではなかったため後遺症を残さずに済んだのだが、それ以来十数年の間、健康上の様々なことで数回ほど入退院を繰り返した。
最初の脳梗塞を患う以前は、七十代でもまだまだ現役…くらいの勢いもあり、引退こそすれど、畑仕事や田のことで日々忙しく生活していた。実家の近くに住む弟夫婦の子供たちも小さく、よく世話をしたり散歩に連れて行ったりと、じっとしていない父であった。

しかしここ二・三年で、片手・片足が少し思うように動かせず、歩き方も危なっかしくなり、歩く時には杖が欠かせなくなった。車の運転もできなくなり、同じ歳だがすこぶる健康な母も免許を持たないこともあり、毎週の通院や諸用などで私たち兄弟姉妹が足がわりにならなければならなくなっているのだ。
私は実家から少し離れた市に住んでいる。義母の体調が悪く頻繁に通院するため、そちらの送迎で手が一杯であった。そのため父が一年ほど前に入院してから始まった通院は、実家の近くに住む弟の嫁が世話をしてくれることとなった。父の何度かの入院の際にも、着替えを持っていく母を送迎してくれたり…。子供たちもまだ小さく、仕事もしなければならない状況、時間的な制約もある中、本当に有り難いことだと感謝するばかりであった。

「子供たちや家のこともあるんだから一人で無理しないで、いつでも言ってね」と言うと、「大丈夫!できない時には遠慮なくお願いするから!」と明るく答えてくれるのだ。
その義妹がこの春から定職に就くことになった。いつも父のことを任せっ放しで申し訳ない思いと感謝ばかりだったが、「ごめんなさい。どうしてもやりたい仕事だったから、お義父さんの病院のこと、しばらくお願いします。できる時には近くにいる私がやるから、義姉さんも無理な時には言ってね」と、何よりも自分がやりたいことを父のために犠牲にせず、私も頼って選択してくれたことがとても嬉しかった。

それ以来私は、主人の母・実の父の自宅と病院の送迎に日々車を走らせているが、これも主人がしっかり働いてきてくれていること、子供たちがちゃんと独立してくれたお陰様であると思う。
父は日常的な介護が必要と言う訳ではないが、週に二回デイサービスを利用し、母も少しは息抜きができている。今のところ問題なのは移動手段のことだけであるが、距離的・時間的なこともあり週に三回となると結構大変である。しかし先日、義妹から電話があり、「来週の病院は私が行けるよ。義姉さん、お休みしてね!」とのことだった。「子供たちもいるから無理せんでいいよ」と気遣うと、「その日は大丈夫だから!できる時だけやらせてね!」との嬉しい返事であった。

老いてゆくのは仕方のないこと。最近、老老介護など、介護に関することをよく耳にし、その大変さは当事者になってみないと分からないのかも知れない。まだまだシニアである今、私たち兄弟姉妹は「できる人ができる時に」プチ介護で、父を支えていこうと思う。

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