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奥が深い耳の穴の話

2011/11/21  輿 神楽 さん

シニアの健康|耳垢冬場は空気が乾燥するシーズンである。

乾燥肌の人なら、特に気を使う時期でもあるが、耳の穴にも、乾燥している人と、湿気を帯びている人がいて、共通するのは、耳の穴が痒くなった時に、我慢できなくなることである。ちなみに、「夏場は…」という書き出しで、汗をかきやすいことを理由に、耳が痒くなるところから書き出してもよいだろう。

たかが耳の穴といって馬鹿にしてはいけない。耳が痛くなる外耳道炎、さらにやっかいな中耳炎という病気もある。特に後者の場合、頭痛その他の症状を伴うため、数日ほど安静を求められる。

耳が痒い。そういうときに耳かきなどで掻くと、すこぶる気持ちがよい。
しかし、実は、これ、耳の穴の中にある皮膚にとって、すこぶるよろしくない行為なのである。
耳の穴は、医学用語では「外耳道」という。耳の入り口から鼓膜にかけての経路のことである。この部分の皮膚はデリケートにできていて、固いものでひっかくだけできずになってしまうくらいである。

今の内に書いておくなら、外耳道の病気の大半は、耳の掻きすぎによるもの。それを知ると、一般的な竹製の耳かきを使うことが、実は耳の穴の炎症の原因を作ることになり、さらには出血、耳の穴のおできなど、もっと深刻な病気に繋がることになる。そうなってしまったら、素直に耳鼻科に行って、耳の穴の薬を処方してもらうのが賢明である。竹の耳かきが、これだけのトラブルを引き起こすのである。爪楊枝のお尻はもちろんのこと、金属製の耳かきを使うなど、自ら耳を痛める行為である。

このように、傷つきやすくできている耳の穴なので、耳かきよりも綿棒を使う方が優しい。消毒用アルコールを併用するともっとよい。綿棒には、軸がプラスチックのものと、紙製ものがあるが、耳への影響を考えた場合、断然、紙製の軸がよい、…と、ここは、筆者の経験則である。

ついでに、多少痒いときなら、掻きたい気持ちもわからないではないが、掻かないことが耳のためになる。間違いが多いのが、「耳掃除は毎日する方がよい」というもの。こんなことをしていたら、耳鼻科の先生に怒られる。耳掃除は数週間に1度くらいでもよろしいのであり、もっと言えば、耳掃除など一切しないのがよいのである。

「耳を掃除しないと、耳垢が溜まって、悪い影響があるんじゃない?」
もっともな質問である。
まず、耳垢は、放っておいても、耳が塞がれて聞こえなくなることはない。
耳垢は、鼓膜の付近で発生し、それが耳の外に向かってゆっくりと移動する。出口付近に来ると、皮膚が剥がれて垢になる。これを「移送能」というが、要するに、耳掃除など、耳の穴の手前だけを掃除すればよいのであり、鼓膜付近まで耳かきを突っ込む必要はないということなのだ。

これも、耳掃除のやり過ぎが原因となるのだが、耳垢が奥、すなわち鼓膜の手前に固まりすぎてしまう症状がある。これが「耳垢栓塞」であり、診断されたら、数回は耳鼻科に通う羽目になる。

いずれにしても、特に耳が痒くなる頻度が高い方は、耳掃除は控えめにするほうがよい。耳の掻きすぎが原因の病気は、けっこう多いこともそうなのだが、普段は、何もしなくても機能するように、人間の耳はできているのだ。

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