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ブータンにみる国民の幸せ

2011/11/26  王妃のファン さん

シニア|国民総幸福度(GNH)年金や国民皆保険といった社会保障制度の疲弊に伴い、年金の受給開始年齢の引き上げ、消費税の増税など、私達の老後はとても不安なものであるように思えます。

内閣が行った『国民生活選好度調査(通称「幸福度調査」)』によれば、日本人の「幸福度」は10点満点中6.5点(平均値)でした。ただし、これは震災前のものなので、放射能汚染問題などが発生している現在は、もっと低いのではないでしょうか?

最近関心が高まっている「国民総幸福度(GNH)」とは、ヒマラヤの麓にあるブータンが提唱した幸せの数値ですが、当初は「国民の幸福度なんて数値で決められない」との批判があったようです。

先日、若い国王と王妃が来日して話題になったブータンですが、どのようにしてこのGNHを決めているかというと、国民1人に対して数時間のアンケートを行って、意見を吸い上げて出しているということです。ブータンは九州ぐらいの小さな国だからできることだと思いますが、ブータンに比べると日本の政策などは、国民の意見を反映しているとは思えません。

ブータンというのは、決して豊かな国とは言えませんが、国民の9割が「幸せ」もしくは「まあまあ幸せ」と答えている国で、GNHが非常に高い国だそうです。「物質的に貧しくても、それなりに幸せな国を作ろう」というのがブータンの目標です。

ブータンはチベット仏教を信仰する国ですが、この結果と信仰心というのも、決して無関係ではないでしょう。私達は「信仰」というと少々うさんくさく思ってしまいがちですが、心のよりどころといいますか、信じるもののある人の方が幸せになりやすいと思うのです。

ところで、「国民総幸福度」の対極の数値に「悲惨指数」というものがあります。こちらは、失業率と消費者物価指数を合わせた指数で、この指数が“10%”を超えると渡航が危ない状態の国と言われています。日本の悲惨指数は4%台で、アメリカ、イギリスなどは10%を超えています。

日本も、高度成長期時代は、物質的な豊かさを表す「国内総生産(GDP)」を目安にしてきましたが、生産が下り坂の現在は、精神的な豊かさを表す「国民総幸福度」が大切だと言われています。

ただ、日本人ってGDPが世界2位だった頃からずっと、国民総幸福度は世界75位より上がったことがないらしいので、国民的な気質なども関係しているのかもしれませんね。

それにしても、私は「国民総幸福度」も「悲惨指数」のアンケートも受けたことがありません。これらのアンケートは数千人を対象に実施されているようですが、何か私達の知らないところで、幸せと不幸が決められているような気がします。

そもそも失業率が4%台ってことはないだろうと数値に疑いを持っています。インターネットがこれだけ普及しているのですから、国民全員の正確な数値で出してほしいものです。

ブータンのように物質的に貧しくても、それなりに幸せな国というのはありだと思いますが、政府が上っ面の数字を公表して、国民感情を誘導するのとは違うでしょう。

ブータンにも様々な問題はあるでしょうが、国民一人一人に対して誠実に対応しているからこその満足度のように思われます。

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