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世相を斬る!(14)最高裁の君が代判決に思う

2012/1/20  臥龍 さん

オピニオン|世相を斬る先ごろ、最高裁で、国旗に向かって国歌を斉唱しなかった教職員に対する減給などの処分は行き過ぎである、との判決が出されました、それに対して、新聞をはじめとするマスコミは、おおむね歓迎、あるいは一定の評価をしているようです。

確かに、懲戒、減給、さらに停職などの処分には、行き過ぎの面があるかもしれません。しかし、それ以前に、処分を受けた教職員は、なぜ、自分たちの国のシンボルである日の丸に向かって、きちんと国歌を歌うことができないのか、という疑問をぬぐえません。日の丸や君が代は、歴史の一時期に軍国主義と結びき、日本を不幸な戦争に駆り立てたことを認めないわけではありません。しかし、だからといって、日本の長い歴史の中から生まれた国旗、国歌を否定することは、いかがなものでしょうか。まして、子供たちに、自分たちの国の歴史を教え、国際社会における日本の役割を考えさせる教育者として、その姿勢を問い直さざるを得ません。

今回の判決では、過去に何度も処分を受け、国旗を引きずり降ろすなどの妨害行為をした教職員の停職3ヵ月を除き、停職1ヵ月あるいは減給1ヵ月の処分を受けた教職員には、処分を取り消すとされました。国旗を引きずり降ろすなどは、論外ですが、停職や減給の期間の長短、処分の強弱には見方も分かれるでしょう。

しかし、卒業式や入学式などの節目となる場面で、国旗を掲げ、国歌を歌うことは、どの国でも行われているはずです。スポーツをはじめ、さまざまイベントでもそうした光景をよく見かけます。それぞれの国の人たちは、それぞれのやり方で、国旗に向かってきちんと姿勢を正して歌っています。

君が代は、天皇を称える歌であり、軍国主義に結びつくという考え方がありますが、どこの国の国歌も、その国の歴史の中で生まれたものです。イギリスの「ゴッド・セーブ・ザ・クイーン」も、「神よ、女王陛下を護り給え」とされています。日の丸にしてもそうです。国旗、国歌はそれぞれの国のシンボルであり、天皇陛下も、日本の現憲法のもとでは「国民統合の象徴(シンボル)」とされています。

国のシンボルに対しては、国民として、それにふさわしい態度、姿勢が求められるはずです。公立学校の教職員は、公務員であり、一般の国民以上に、その姿勢を問われなければなりません。思想や信条の自由はあくまで個人としてのものであり、学校教育の場では、公務としての立場をわきまえるべきと思いますが、シニアのご同輩はいかがお考えでしょうか。

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