子供の笑顔

2013/1/7  定年シニア さん

定年後|孫との生活若い頃は子供嫌いだった。しかし自分の赤ん坊が生まれると、盲目的にひたすら可愛いと思った。勝手なものである。そして、子供を持って驚いた。魔法が使えるのだ!

もう二十年以上前の話だが、今は亡き父が癌で入院した。これはイカンと、生まれたばかりの長男を連れて、せっせとお見舞いに通う。
物静かな父がわざわざ病床から身を起こして赤ん坊をあやし、子供がケラケラ笑うと相好を崩したものだ。
小さな笑顔に元気づけられ、「この子が成長するのを見てやって下さいよ」という励ましも効いたのだろう。
癌が治ってしまい、子供の成人を見届けてもらうことが出来た。

私が会社勤めをしていた頃、仕事上のストレスから一度だけ精神的に追い込まれたことがある。
唇が乾き、顔面が凍りついて笑うことも出来なくなるのだ。
そんな時は、真夜中に帰宅してから古い家族旅行の写真を眺めた。

・・・晩夏の佐多岬にほど近い、静かな入り江の夕暮れ時。
まだ夏の力を感じさせる透き通った光の中を、小学校低学年だった長男と次男が無邪気に笑い、水飛沫を上げて走り回る写真である。
妻の支えもさることながら、屈託のない輝きに満ちた笑顔に癒やされて、ピンチを脱することが出来た。

子供が使う大魔法、それは「笑顔」である。
しかし、もう独立して家を出てしまったから、笑顔をふりまく季節はとうに過ぎてしまった。
そればかりか、最近は忙しいとか言って、年に二、三回しか実家に顔を出さないのである。

小さい頃、疲れた体に鞭打ってあれほど遊んでやったのにケシカランではないか、と呟いても仕方がない。
否応なしに子供は親離れするのであり、それは有難いことなのだ。

小さい魔法使いが居たらなあ、などと能天気なことを思っても、子供をつくる歳ではないし・・・。
近ごろ、孫がほしいという気持ちが、自然にわいてくるようになった。
五十六歳だから、年相応というところか。これは大昔から続いてきた、自然な感情なのかも知れない。

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