中国盗作問題について
2012/3/10 20世紀少年 さんパクリ大国といえば、中国、あるいは韓国。ありとあらゆるものをパクっているのは、皆様ご承知と存じます。ドラえもんやらクレヨンしんちゃんやら、ガンダムやらのアニメ、エンタテインメント。飲食店の名前。最近ではAKB48をパクったAK98というグループも中国にいるそうです。しかもそのできの悪いパクリものにはほとんど笑ってしまいますね。
権利意識が発達していない遅れた国であると恥をさらしているだけの話なのですが、日本人にそうしたパクリに本気で目くじらを立てる人がいます。確かにパクられた方からすれば気分はよくないでしょう。中国悪い、韓国悪いと溜飲を下げるのもいいでしょう。
しかし、ここで難しいのはパクリをすべて排除するのはちょっと待てよ、ということです。すべてのパクリが悪というわけではありません。
パクられるということは、パクられる側にとっては一つの勲章でもあるわけです。それほど認知度が高いということですから。ドラえもんのパクリも、クレヨンしんちゃんなどのキャラクターのパクリも、それだけかの地で人気があるからパクられるわけです。人気がなかったらパクられません。一面で考えれば、パクリものが本物を宣伝してくれているのです。ここで思い浮かべるのは、故・手塚治虫大先生です。いまや世界に冠たる日本のアニメ文化、マンガ文化を創り上げてきた巨人。彼がいなければ日本にはアニメもマンガも育たなかっただろうと言われるほどの歴史に残る大人物。彼の描いたマンガに「ジャングル大帝」というジャングルのライオンが主人公のものがあります。そう、アメリカのディズニーのライオンキングですね。あれは手塚先生のジャングル大帝を「パクった」ものだったのです。パクられたことを注進に来たマスコミに対して、手塚先生は何も応えませんでした。まったくアクションをおこなさなかったのです。つまり、パクリを容認した。彼の考えは「パクられないような漫画を描け」ということです。誰にも真似できないような絵柄で、誰も真似できないような卓越したストーリーの漫画を描けば、誰も真似できない。あまりにも天才手塚治虫らしい、鬼気迫る発想です。
こういう発想が日本のマンガの隆盛を支えたのです。山ほどのパクリを乗り越えて、本物の漫画家が切磋琢磨して真似できないようなものを作っていったからこそ、日本のマンガは世界を席巻するクオリティを持つようになりましたし、パクリも含めて活性化した。御大手塚治虫がパクリを容認している以上、他の漫画家がパクリを追及することはできなかったのですが、実際にはパクリの漫画家は市場で自然に淘汰されていったわけです。それと対照的に不安視されるのが音楽業界。著作権を管理する団体が、一切の音楽コピーを禁止し、カネを取る方針になって、音楽CDは見せかけの活性化の下、劇的に売れなくなりました。彼らは自分で自分の首を絞めているわけです。
シニア向け特集記事
<お金や暮らしに関する特集>
老後の計画
(1)お金 (2)個人年金保険 (3)医療保険 (4)確定申告 (5)住宅ローン (6)老人ホーム定年後の生活費、どれくらい必要? / 退職時の貯蓄、どれくらい必要? /
年金生活・・・老後のお金について考える定年後
エンジョイライフ / 貯金半減 / 月20万で楽々 / 無収入・一人暮らし /
健康オタク / 熟年離婚 / 熟年結婚 / 教育費貧乏シニアの群像
(3)田舎暮らし (4)海外暮らし (5)野菜づくり (6)写真展<働くことや仕事に関する特集>
元気で働く
64歳男性、看護 / 63歳女性、保育補助 / 58歳女性、クリーニング&パン定年後
まだ働いています / 仕事がしたい / 60歳からの働く /
会社に残れたものの / 早期退職か居座りか / 失業しています定年後も働こう|定年後の独立開業 / シニア夫婦が自宅でしている仕事
シニアの群像
(1)異業種交流 (2)職探し (7)独立開業
定年生活ではLINEのお友達を募集しています☆以下のQRコードからお友達登録をしていただきますと、LINEだけでのお役立ち情報をお届けします。
定年生活.com トップ» 学ぶ » 中国盗作問題について