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3月の床屋政談

2012/3/26  談論風発 さん

民主党|自民党民主党政権も3年になり、沖縄米軍問題、年金問題、八ツ場ダム問題、小沢問題、福島原発問題、消費税問題などなど、大問題が次から次へと起こり、よれよれになりつつも、なんとか持ちこたえているのが現状です。

消費税問題で解散するだのしないだの、夜盗の自民党が解散を求めているようですが、これ、どうなのかね。
つまり、解散して選挙に突入して、自民党は本当に勝てると思っているんだろうか。

マスコミの一直線の論調では、民主党にこの国の政権は任せておけない、というものでしたが、かといって自民党に戻せという論調もまったく聞かれませんな。

よたよたながらも、民主党はよくやってるんじゃないか。官僚の抵抗にあってたいへんなんだけど、日本を改革しようという「意志」は見える。実行できないだけの話。と民主党を評価してもいいんじゃないか。

というか、ここで自民党に政権を渡す意味が見あたらない。もっとはっきり言えば、どっちの政党でもいい。むしろ、民主党政権による混乱を招いた張本人は自民党政権の体たらくだったわけで、自民党に自分の政権時代の反省と総括がなければ、政権交代するインパクトはないし、その総括をしていないいまの自民党はただの野党にすぎないのです。さらにはっきり言えば、このままでは次の選挙では勝てないだろうと思います。負けないかもしれないが、勝つには至らない。

第一、国会の審議なんか見ていると、自民党は完全に野党になってしまっていますね。別に野党のまんまでもいいんじゃないかと国民が思っていても不思議じゃないくらい、野党のポジションになじんでしまっている。

別に自民党も民主党も支持してないんだけど、床屋のおやじが冷静にいまの政治を見たらそう思わざるを得ないわけ。
といって、民主党政権のままでいいとも思えない。みんないい子になりすぎ。

どんな問題にしても、必ず2つの対立はあるものです。政治においても地元、地方自治体と国の立場は常に対立するものです。大所高所から物事を見るべき国に対して、地元は自らの住民の利益を最優先に考える、とすればその利害が一致するわけはありません。その対立を調整して、妥協点を見出して、そして時には強硬に決めていく。それが政治の役割。国の役割なのです。

つまり、ある時には国は悪者にならなければならない。
その覚悟がいまの国会議員にはまったくありません。いい子でいたい、選挙で選挙民にいい顔をしたい、とばっかり思っているから、なんにも決められないのです。

田中角栄にしろ、佐藤栄作にしろ、吉田茂にしろ、昔の政治家は悪者になる覚悟で果断な政治的決断をしていたもので、そういう意味では、みんな悪相でしたな。ああいうごつい顔の政治家がいなくなった。残っているのは小沢一郎くらいで、あとはみんなふやけた優男面。決断力と悪者になる覚悟を持て、といいたいね。

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