高校受験の別の難しさ
2012/3/31 蛍雪の父 さん先日、娘がようやく公立高校に合格しました。
最後の最後になってやっとという感じで、親としては一安心というところです。なにしろ、高校無償化が実行されてから、公立高校の競争がすごく激しくなっていて、昔ならバカ高校といって誰も見向きもしなかった高校が、競争率何倍、というようなびっくりするような倍率になっていたりします。競争率1倍を割っていた、つまり、名前さえ書ければ合格していた高校が、いまや2人に1人を落とすまでになっているというのは驚き以外の何ものでもありません。
高校入試というのは、関係のない人にはまったく関係なく、わたしなどもずっとどういう風になっているのか全然わからなかったのですが、いざ娘が入試となれば、無関心でもおられず、調べてみればなんとも複雑になっていたことでありました。自分たちの頃とはまったく違っているのです。
もちろん県によって違いがあると思いますが、まず、中学3年生の秋頃に、推薦入学というのがあります。これは一芸に秀でたもの、剣道何段とか、書道何段とか、数学が抜群にできるとか、そういう技能を持つ生徒が、その学校の教師の推薦を得て、希望の高校に入学できるもの。筆記試験はありませんが、面接はあります。もちろん一芸を持って学校の先生の推薦を受けなければならないので、誰でもいいというわけにはいかず、本当に選ばれた生徒だけが推薦されるのですが、当然、これに合格すれば、その後の試験はもうないのだから、バラ色の最終学年を続けることができます。
そうできない一般の生徒は2月の下旬に公立高校の試験を受けます。そのために必死になって勉強するのですが、必死になってなかったのがうちの娘。
かなり下のランクの高校を受けたので、楽観していたのでしょうが、最初に述べたように公立高校は質的に高くなっている。それまで普通に私立に行くような子が公立を受けるようになっているのです。高校無償化の魅力は親の方に大きいようです。うちの娘はスパッと落ちてしまいました。どこやらの私立は受かっていたので、そちらに行くことも選択肢に置きつつ、2度目の入試に挑みました。
僕らの時にはこういう2度目の試験はなかったものです。その2度目の試験は、2月の末に行われました。落ちた高校でも別の高校でも受験し直すことができます。それだけではありません。2度目の受験状況は、新聞に発表されます。高校ごとの倍率が公表され、それを見て生徒はもう一度、申請し直すことができるのです。つまり、その高校が倍率が高かったら、あきらめてもっとランクの低い別の高校に申請し直すことができる。逆に倍率が低ければ、他から殺到することが考えられるから、また別の高校に申請し直すなど、いろんな選択肢があるのです。これがわからん。一発勝負ではなく、2度のチャンス、しかも2度目は訂正もできる。
こういう面倒くさい方法がいいのかな、と思いつつ、それで娘は最後の最後に引っかかったのだから、文句を言う筋合いではないのですが。
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