春を迎える喜び
2012/3/24 春夏秋冬 さん暦上の春とは名ばかりの寒い初春が過ぎ、全国に春一番が吹き荒れ、ようやく身体で春を感じられるほどの陽気な季節の到来です。
春一番の次は桜前線。まだかまだかと待ち焦がれ、日本人なら誰しもの心を魅了する桜咲く風景も、いよいよ北上してくることでしょう。山間の少々寒さの厳しい我が地域でも、春の訪れを感じだすこの季節、少しずつ畑への足が増え、今年も緑豊かな春の畑を思いながら、鍬を持つ手にも力が入るものです。
若い方から見たら不便な田舎の地域でも、長年住んでいる私共にとっては、季節季節を感じながら、自然とともに年輪を重ねる、大事な人生の舞台なのです。春を目前とした先の3月11日、こうした想いを胸に抱きながら、どれほどの方々がご不自由な生活をされているのかと思うと、居た堪れない気持ちが押し寄せてきました。
しかし、こうして少しずつ春の気配を感じるようになった日々、寒く長い冬の後でも、必ず心癒される暖かな春がやってくるのだな、と、皆平等に与えられた自然の恵みに、ただただ感謝をするばかりです。さて、この自然の恵み、そして営み、私たちリタイア世代にとっては、地域や人と関わる、重要な橋渡しの役割を担ってくれています。子供たちもまだ家にいる現役世代の頃には、家計の足しにするべく、そして家族の食卓に出すべくして、仕事と兼業であくせくと畑仕事にも精を出しておりました。
しかし、夫婦二人の生活になり、仕事もリタイアした今となっては、嫌々ながらも守ってきた、この先祖からの土地のお陰で、近所や地域と広く関わることができているのを実感しているこの頃です。リタイア後の夫婦二人の生活、畑の野菜を食しても余るほど・・・。友人との物々交換も、皆同じようなものを作っているのだし・・・。そんな同じような仲間たちと寄り集まって市を出し、井戸端会議の会議室となるべく、楽しく歓談しながら、地域の現役世帯のみなさんに少しでもお役に立てれば、と安全な野菜をなるべくお安くで提供させてもらっているのですが、こういう気持ち、必ず伝わるものなのですね。
先日、時々野菜を買いに来られる若い奥さまから「最近はスーパーのお野菜がとっても高いから、食べ盛りの子供がいる我が家にはとっても有り難いんです!」と声を掛けていただきました。そしてある方からは「誰がどこでどんな作り方をしているのか明瞭だから安心だね」と。緑豊かな畑を作るのが楽しみな春、その先には、こうした人との温かい触れ合いがあるからこそ、なんです。
まだまだ復興が見えない東北地方、もうすでにたくさんの温かい触れ合いがあるからこそ、緑豊かな春、実り多い春が少しでも早く訪れ、たくさんの「笑顔」という花が咲き乱れることを、心から願っております。東北地方に訪れる春、日本中が待ち焦がれていることでしょう。
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