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同居、するかしないか

2012/4/30  晴美 さん

定年後の生活|同居問題「ダンナの介護が必要になったからお願いしたのに、息子が同居はしないって言うのよ。今まで必死に育ててきたのに、私たちのお願いよりお嫁さんの意見をとるなんて、子供なんて冷たいものね」

そんなふうに嘆いていたのは、ご近所のFさん。Fさんはご主人の定年後に、家を「いつでも息子さん家族と同居できるだけの広さ」に建て替えていました。Fさんの気持ちの中では、息子さん家族は、いずれは同居してくれて当然、というのがあったんでしょう。

「でも今はね、同居しないケースのほうが多いんだそうよ、息子さんたちが冷たいんじゃなくて、同居しないっていう選択も、多分息子さんたちの世代にとっては普通のことなの」とFさんには話しましたが、Fさんはその後も息子さんと、そしてそのお嫁さんに対する恨みつらみの話を延々としていました。当たり前のように期待していたことだっただけに、まだどうしていいか分からないのでしょう。

ですが、私がこういう話を聞いたのは今回だけではありません。学生時代からの友達からも、以前に同様の嘆きを聞いたことがあります。私たちの世代は、まだまだ「老後は同居してもらう」というのがスタンダードだという考え方なので、私たちの子の世代との考え方には大きなギャップがあるのですね。

もちろん私も、できることなら将来的には、息子が同居してくれたら嬉しい、と思う気持ちが全くないわけではありません。老後を夫婦二人だけでずっと過ごすことには不安もあります。でも、だからといって同居を強制できるわけがない、というのも分かっているんですね。今のご時勢、子に同居してもらって、老後の面倒を見てもらう、なんていうことができるのは、本当に運のいい人ぐらいじゃないでしょうか。

だから同居問題については、私たち「今の高齢者」の意識のほうを変えないといけないのでは、と思っています。私たちが、子世代の意識を無理に変えることはできないのですから。
子に頼ることを前提とするのではなく、なるべく自分たちで自立して、これからの生涯のプランを夫婦で考えていくということが大切なのではないでしょうか。

その後、夫にもFさんの件と、それを聞いた私の考えを話し、「そんなわけで、それこそ息子夫婦が向こうから同居するとでも言ってくれない限り、同居自体は最初からないものと考えたほうがいいわよ」と話しました。夫は少し寂しそうでしたが、それも仕方ないな、と気持ちの上では一応の納得はしたようです。そして今は「これからの老後を、二人でどう過ごすか」ということをいろいろ話し合っています。

具体的な老後の生活について夫婦揃って向き合ったことで、今までよりも夫婦の会話がよく出来るようになってきました。かつては仕事仕事で会話もままならなかった夫婦だった私たちだからこそ、「二人きりで老後を過ごせるチャンス」を生かせるようにしていこう、少しはそう思えるようになってきたと思います。

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