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終活 =人生の終わりを自分でプロデュースする=

2011/10/31 

『 終 活 』

は、今や静かなブームなどとは言えなくなり、至るところでこの言葉を耳にするようになりました。人生の終焉を迎えるにあたり計画を立て活動する、それが終活です。言葉としては、結婚活動=婚活 就職活動=就活 離婚活動?=離活と呼ぶ、流行りの波に乗った俗語・造語で人生の終わりを迎える為の活動の略ですが、今や常用語のようなものになりました。
遺書、遺言とは違い形式が無いのが終活の特徴で、誰にでも出来る事なのですが掘り下げてみると興味深いものでしたので、ご存知の方も多いと思いますが、今回シニアの皆様にお伝えしたいと思います。

エンディングノート

終活|シニア映画のタイトルにもなった『エンディングノート』。
これもよく見かけるようになりましたが、エンディングノートとは、法的には効力を持たない遺書のようなもので、自由に何でも書いて良いのですが、市販されているノートの内容を見てみますと以下の様な事項が一般的なものです。
◎ 自分の経歴
◎ 先祖・家系図
◎ 介護についての希望
◎ 医療についての希望
◎ 終の棲家に関する希望
◎ 財産の記録
◎ 家族・親戚・友人・大切な人へのメッセージ
◎ 思い出
◎ これからの自分マニフェスト
◎ 後見人の希望
◎ 葬儀の形式への希望
◎ 遺影の選択・撮影
◎ お墓・納骨の仕方等の希望
等を書き込めるのですが、勿論どのようなノートを使って書いても構いません。

みなさん思い思いに書いているのですが、エンディングノートを書く事で逆に元気が出ると云う方が大勢いらっしゃいました。こうして見ていても、家系図を書くのも楽しそうですし、ご先祖様をあまり詳しく知らない方(私ですね)にとっても、改めて自分の事を知る良い機会になるのでは? とも思います。
ここには、多くの希望を書き込んで良いのですが、あまりにも無謀な希望を書くとご遺族に迷惑が掛かってしまう事があるかもしれませんね。

実際にエンディングノートを書いている方にお願いして、少しだけ拝見させて頂く事ができたのですが、そこには現実離れした物ではなく、ご自分の死後をきちんと意識した具体的な事が書かれてありました。
例えば、「私が呆けた状態になったら、介護保険が月々○○円下りるので○○という施設に入れて欲しい」ですとか、「延命治療はしないで欲しい」等です。ネット上で見付けたものでは、メッセージも楽しいものや思わず涙してしまったものもありました。感謝の気持ちを奥様や旦那様、お子さん、お友達に綴ったもの、今更の暴露話しで「浮気して、あの時はごめんね、許してね。」とか、「ヘソクリ10万円が箪笥の上から3番目の引き出しの裏に貼り付けてある」なんて云う物も。

自分マニフェストも楽しいもの、ヤル気が出るものが多く、「友人に会いに行く」「お世話になった人に挨拶をしに行く」妻や夫に「感謝の気持ちを言葉にして言う」等でした。こうしてノートに記す事が行動に繋がるのかもしれませんね。
映画のエンディングノートの中では奥様に「愛していると言う」と云う項目があり、成し遂げるシーンでは思わず涙が溢れてしまいました。

エンディングノートは法的効力が無いものですが、故人の意思を尊重したいと思う気持ちは誰しもに有るのではないでしょうか。中でもメッセージに込められた思いは胸を打つもので、大切な人にメッセージを残して貰えた方は幸せでしょうね。
エンディングノートは、市販の物の他にもダウンロード版があります。パソコンで入力できるので、こちらも人気があるそうです。

シニア|お墓

好きなお墓・入りたいお墓・ペットと一緒に

私が個人的に興味を惹かれたのはお墓です。これは私が終活を知る前の、とても若くて可愛かった頃から思っていた事でもあります。
「もし結婚してもお墓は旦那様になる人と二人だけが良い、もしも仲が悪くなっていたら親のお墓に入りたい、お姑さんが一緒って絶対嫌!」などなどです。

今、最後の一言に大きく頷いた方が大勢いらっしゃったような気配を感じましたが、気のせいでしょうか?^▽^ でも、これは笑い事ではないと思いますよ。過去、私がこの話しを切り出すと、嫁VS姑で日々戦っている友人達が夜を徹し、鼻息を荒げて話し続けるのですから。「死んでまで一緒なんてゾッとするわ!」「お義母さんとお墓を一緒にするなら離婚するって言ったの」こういった話しですよ。これ以上は恐ろしくて皆様にお見せ出来ないくらいです。でも、彼女たちなりに深刻なのです、本当に。

この様な思いを抱えている方は大変多く、宗旨・宗派を問わないお墓・永代供養と云う、言わば共同墓地の様な所も多くありました。管理費を含めて5万円~数十万円と価格は色々ですが、生前に支払うとどなたでも入れる形式になっています。合同供養祭が毎月あり、知人のいらっしゃらない方も毎月供養して貰う事が出来、おひとりでも寂しくないとの事で人気がある様です。
お墓も、驚くほど素敵な物が増えました。思わず「コレに入りたい!」と思ってしまうような物が沢山ありました。
シニア|お墓
個人を偲んで、生前好きだったものを形にしていたり、お仕事関係の物、例えばパイロットだった方のお墓に飛行機が付いていたり大変個性的な物が多くありました。形や文字にも流行があるようで、今は横型の墓石が、お掃除がし易い・デザインが素敵等の理由で流行っているそうです。また、○○家の墓や戒名ではなく『愛』『空へ』ですとか、好きな歌詞や自作の詩を墓石に彫る方も多いそうです。
シニア|お墓
勿論、大切なペットとお隣に、若しくは同じお墓に入ると云う方もいらっしゃいます。この場合法律ではペットは物の一種である動産として分類されますので合法ですが、副葬品として扱われる事になります。また、墓地の管理側の意向に反する場合も有りますので、確認が必要です。

人生最後のステージ・お葬式

こうしてお墓を建てたり、エンディングノートに書き記したりしていく訳ですが、人生最後のステージはお葬式です。会場を自ら選ぶ方や、葬儀の形式を決め、お花や参列下さった方に記帳して頂く台帳をご自分で選んだりするのです。

中でも遺影は肝心な項目です。そう言われるとそうですね。私も出来ればキレイに映っている写真を使って欲しいと思いますし、なんなら本人以上にキレイに映っている物を使って貰いたいくらいですもの。黒いリボンも掛けないで欲しいとも思います。(考えると要求って色々あるものですね、自分でも驚きました ) 
実際スタジオで遺影用の写真を撮られている方や、人生初のウエディングドレスを着た写真を遺影にする方もいらっしゃいます。その際に結婚式を挙げなかった方やウエディングドレスを着た事が無い方が、旦那様と改めて結婚記念写真を撮る事も多いそうです。
ウエディングドレスではなくても、趣味のフラダンスをしている時のドレスや、ゴルフウエア、タキシード姿、愛車の前で、ペットと一緒にと希望通りの画像を納めているようです。専門のスタジオですとメイクをしてくれるところも有りますよ!

終活と言うと、ちょっと暗いイメージかな? と思いましたが、シニア世代から考えると終焉まで平均20年ですし、長寿大国日本はこれから益々寿命が延びていく事でしょう。そう考えると人生って意外と長いものですね。生れた時は何1つ決める事も出来ずにこの世にヒョッコリやって来ましたが、終焉は自分でプロデュースする事が出来ると思うと、ちょっと嬉しい気持ちになりました。
シニア|終活
高橋 るーと。

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