老後の田舎暮らしを夢見て
2012/4/18 亮子 さん
少し前に掲載されていた「定年後の田舎暮らし」(※)という記事を拝見させてもらいました。
(※)定年後の田舎暮らしへ私たち夫婦も、定年までカウントダウン。定年後、そして老後の生活を真剣に考える時期になってきたのですが、様々な老後の生活スタイルがある中で、今の住み慣れた都会生活から離れて、自然に囲まれた田舎での、のんびりとした生活というのは、非常に魅力的な生活スタイルとして、私たち夫婦の老後の選択肢の一つに挙がっています。
しかし、記事にありましたように、やはり今の生活では見えてこない田舎暮らしの大変さやデメリット、というのをよくよく見つめて結論を出さねば・・・と思っておりました。
現在の、ほどほど都会での生活というのはとても便利で、電車やバスでどこへでも行けるし、足腰が丈夫な間は自転車での移動圏内で、生活に必要な用を足すことができます。当然車なんて必要なく、ガソリン代がかかることもなく、高い駐車場代を払う必要もありません。しかし、これまでに友人たちと田舎へドライブへ行ったり、日帰り旅行へ行った際に、「こんなのんびりとした田舎で、老後はのんびり生活したいな」と思っても、必ず「スーパーも何もない、病院も近くにはないみたいだから、お年寄りの生活は大変よね」という意見が飛び交うのです。
「確かに…」とは思っても、それは全く土地勘もなく身寄りも友人もいない未知の土地であれば、という条件付きの意見ではないかと思うのです。のんびりと田舎暮らし、とは言っても、そこにはたいていコミュニティーがきちんと機能して、田舎ほどお年寄りに対しての福祉やケアは整っているところが多いのではないでしょうか。
都会では隣近辺にどんな家族が住んでいようがお互い干渉なく気楽な分、何かあった時に頼れる、相談できる人・場所が少ないように思います。もちろん長年住み慣れたところであれば、都会であれ田舎であれ勝手知ったる我が家であり、友人知人とのお互い様の信頼関係も築けているはずですが、世代を超えた関係や濃密な福祉・ケアは、やはり田舎の方が勝っているように感じるのです。
便利の良い住み慣れた都会の生活を離れて老後に向けて田舎へ引っ越した友人がおりますが、色々と不便がある反面、野菜の作り方を教えてくれる年配の方がいらっしゃったり、細やかに面倒を見てくれるコミュニティーが存在したりと、とても温かさを感じ、心地良く、もっと人間関係を広めて、自分自身もコミュニティーや地域ボランティアに参加して、第二の生きがいを模索したい、と言っておりました。
ただ一つの気掛かりは病院のことだったそうですが、介護付きの福祉タクシーや乗り合いバスがあることも発見したそうです。どちらにせよ、田舎暮らしでの生きがいを見つけ、なるべく長く病院のお世話にならずにすむよう、第二の人生を満喫したい、との話にとても共感したのです。隣の芝生は青く見える、ないものねだりするよりも、老後にどんなことをして過ごしていたいか、ということを、もうしばし考えてみようと思います。
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